出っ歯・上顎分節骨切りで美しい口元になれるか
名医によって上顎分節骨切りを行うのであれば、出っ歯や突き出た上顎を引っ込めることができ、美しい口元が生まれます。
同時に横顔のラインもきれいに整います。これはセットバックと呼ばれている手術で、手順としては、まず、上顎の左右にある第1小臼歯を抜歯します。第1小臼歯は犬歯の後ろにある歯で、前から数えて4番目にあります。
この歯を根元の骨ごと取り去ります。抜いた分スペースができますので、前歯合計6本を後ろに移動し、チタンプレートでしっかり固定します。この時、下顎の歯とうまく噛み合うようにするのが医師の技術力です。
リスクの説明
失敗例としては、未熟な医師による手術で上顎と下顎が噛み合わなくなるケースがあります。こうした失敗を避けるために、名医であれば前もってレントゲンを撮影し、手術計画を立てます。頭蓋骨の模型を作成して、患者にわかりやすく説明をしてくれるベテランの医師もいます。この上顎分節骨切りは、美容整形の中では症例数の多い手術のため、実績のある医師を選ぶことが重要です。
その他、上顎分節骨切りに限りませんが、顔の骨を移動する場合は顔面の知覚鈍麻やしびれなどのリスクがあります。失敗例では、後遺症として顔面麻痺が起こしたケースがあります。特に、上顎には三叉神経の第2枝である上顎神経が走っているため、手術には細心の注意が必要です。ただ、口腔内を切るため、外からはほとんど傷痕が見えません。ダウンタイムは約2週間で、その期間は動きの多い運動などは避け、安静に過ごします。痛みが出た場合は冷やすと効果的です。
また、医師の判断により鎮痛剤が処方されます。従って手術して終わりではなく、アフターケアの充実した美容外科を選ぶことも大切です。