出っ歯改善の治療法
出っ歯修正のことを、手術方法では「上顎骨分節切り」と呼びます。この方法は、歯医者で行うような歯列矯正では修正が難しいレベルの出っ歯に適している方法になります。また、歯列矯正は数年単位でゆっくりと治療していくのに対して、上顎骨分節切りは、術後には出っ歯が改善されています。また口の中を切開して行っていくので、傷跡などの見た目の変化がほとんどありません。
修正できるクリニック選び
しかし、デメリットやリスクなども存在します。口の中を切開しているため、しゃべりにくいと感じたり、硬い食べ物が食べられないということがあります。その場合には、流動食や細かく切ったものなどの工夫が必要です。また、この手術では抜歯をすることがほとんどですので、抜歯した部分が目立ちやすくなったり、噛み合わせがうまく出来ない場合もあります。
そうなった場合には、術後の痛みが引いた後に歯列矯正をすることで対処します。その場合、治療期間が長くなります。術後のダウンタイムは、痛みや腫れは術後2週間程度続くといわれています。
しかし、個人差などが影響するので一概には言えません。さらに、痛みのピークである術後3日を越えたあたりから、人によっては内出血を伴う場合もあります。内出血自体は人体に影響はほとんどありませんが、見た目の印象を気にする場合には患部を冷やしたり、なかなか改善しないようであれば再度医療機関を受診します。
費用は、クリニックや使用する麻酔によってまちまちですが、手術だけならおよそ10万円前後が相場です。しかし、料金の安さだけで選ぶ事は大変危険です。高ければ必ずいいというわけではありませんが、医師の症例数やアフターフォローの充実度や、術後のコミュニケーションが十分に取れるクリニックかどうかを必ず確認しましょう。