埋没糸抜糸といった施術方法があるのはご存知でしょうか。
埋没法で実現した二重のラインに不満があったり、またはそのライン自体が消えてしまったり、更には埋没法を行った事によりシコリなどといった違和感が出て来てしまった場合に行われる修正の事を指します。
この埋没糸抜糸の際には、数ミリの皮膚を切開し、埋没法によって入れられた糸の切断を行い、抜糸する事になります。
この埋没糸抜糸には、皮膚を切開する方法と、結膜を切開する方法の二種類に分かれます。
更には皮膚を切開する方法の場合には、穿刺切開法と小切開法に別れます。
リスクを回避するには
穿刺切開法とは、埋没糸がある場所を予め予測した上で、その埋没糸を切断する抜糸方法の事を指します。一方で、小切開法とは、皮膚を小さく切開する事により抜糸を行うといった抜糸方法の事を指します。
一般的にはこの際に、埋没糸抜糸を行う上でのリスクが生じるとも言えます。
埋没法を行うにあたり、本来はある程度の糸のかけ方などがある為に、埋没糸抜糸を行う医師は大まかな見当をつけて抜糸を行う事になります。
前述した通り、穿刺切開法とは、埋没糸がある場所を予め予測した上で行う必要があるからです。
しかし手術経験が浅い医師が行った埋没法である場合には、その糸のかけ方が本来のやり方と違っていたり、強くかけすぎてしまっているなどといった場合には、その糸を見つける事自体が困難になり、長時間瞼の上で糸の場所を探し続ける事になってしまいます。
この場合になると、その後の修正自体も難しくなってしまいます。更には糸が見つからないまま終わってしまい、傷跡だけが残った状態でラインまでも崩れてしまうといった事にもなりかねません。
埋没法は、基本的には二重の手術の中では簡単な方法であるものとして数えられますが、実際には手術を担当した執刀医の糸のかけ方などによって、その後の瞼の状態にも影響が及ぶものであると言えます。
その為、修正の為に埋没糸抜糸を行うといっても、決して簡単ではないといった事に注意しておく必要があると言えます。