上目瞼凹み修正とは、上の目蓋にヒアルロン酸または脂肪を注入する整形手術のことです。
上の目蓋が膨らむため、凹みが改善されて美しく見えるようになります。
簡単な手術に見えますが、トラブルが発生することも多いです。
リスクを下げるためには、医師に高い技術が必要とされるため、クリニックの選び方には慎重にならなければなりません。
上目瞼凹み修正には、大きく分けて3つのパターンがあります。
ヒアルロン酸を注入する手術、脂肪を注入する手術、脂肪を移植する手術です。
3つのパターンについて
ヒアルロン酸を注入する手術の場合、注射する位置が大切になります。
位置がずれると表面が凸凹になったり、しこりの原因になりかねません。
また、ヒアルロン酸は数ヶ月で体内に吸収されてしまいます。
膨らませた目蓋が、また収縮してしまうということです。
そのため、ヒアルロン酸は定期的に注入しなければなりません。
効果を実感するのには向いていますが、長期的には面倒やリスクが増えることになります。
脂肪を注入する手術の場合、注射した脂肪が半分も定着しないことに注意が必要です。
そのため脂肪を多めに注入することになりますので、術後の数日間は大きく腫れることになります。
目立つため、サングラスで顔を隠すなどの対処が必要です。
またヒアルロン酸と同様に、位置を間違えると凸凹やしこりの原因になります。
ヒアルロン酸の場合は数ヶ月で解消されるのですが、定着した脂肪は吸収されないため、凸凹ができたときは矯正手術を施さなければなりません。
脂肪を移植する手術の場合は、目蓋を切開することになります。
そのため、薄いですが傷跡が残ります。
残る傷跡は2か所です。
また脂肪を注入したときと同様に、術後の数日間は大きく腫れることになります。
加えて痛みを伴うため、鎮痛剤も飲まなければいけません。
医師の技術と入念なカウンセリングが重要
上目瞼凹み修正には、思い通りの結果にならない可能性もあります。
これは3つのパターンに共通していることです。
手術したけど変化がないこともあります。
ヒアルロン酸や脂肪が吸収されてしまうためです。
また、上目瞼凹み修正が最適とは限らないこともあります。
例えば、目蓋が垂れている人には眼瞼下垂修正術のほうがおすすめです。
最適な整形手術を受けるためには、医師の技術と入念なカウンセリングが必要になります。