下眼瞼脱脂法とは、目の下（下まぶた）にある、大きな膨らみを下まぶたの裏側から減らす治療施術方法を指します。下眼瞼脱脂法は別名・脱脂とも呼ばれ、目元をすっきり見せる手術として最もポピュラーであり、なおかつ数ある施術の中でも最も身体に負担の少ない手術としても人気があります。
目の下の腫れやクマの原因となるのは、加齢によって目の下の靭帯「ロックウッド靭帯」が緩んでしまい脂肪が垂れ下がってくることに起因します。
こういったクマ取りの整形手術である下眼瞼脱脂法は、この下まぶたの脂肪の処置が主な内容となります。目の周りの筋肉は顔の中でもより動きが多いため、たるみなどによる老化現象が顕著に表れやすい箇所でもあります。
また目の下のたるみやくまは顔の中でも良く見る箇所である目の周りであるため、疲れや老けの印象を顔の他の箇所にまで与えてしまいます。
下眼瞼脱脂法とは？
下眼瞼脱脂法は、下まぶたの裏側から脂肪を取り除く施術で、目の下をすっきりさせて若々しく見せる効果があります。加齢とともに、目の下にふくらみが現れ、たるんで下がってくると、年齢より老けて見られがちです。目の下のふくらみがクマのように見えたり、目の下のたるみのせいで疲れているように見えて気にしているものの、メスで切るのは抵抗があるという人には、下眼瞼脱脂法がおすすめです。下眼瞼脱脂法は、比較的軽度のクマやたるみに適しており、メスを使わずに半永久的な効果が持続します。
下眼瞼脱脂法を採用することによるメリットとしては、当然下まぶたの膨らみがなくなることによってすっきり見える・目の下のたるみ・クマも目立たなくなって若返った印象を与えることができる・結膜側からの施術を施すことにより傷跡が残らない・メイクやシャワーに関しては翌日からできる・下まぶたの内側から施術を行い皮膚表面を切開することはないためあまり傷跡を気にして生活をしなくてすむ、など多くのメリットが挙げられます。目元すっきりさせて、明るい印象・若々しくフレッシュな印象を与える笑顔を演出します。
手術方法について
下眼瞼脱脂法の施術は次のような手順で行います。下まぶた裏側の結膜に麻酔をし、レーザーメスで小さく切開します。次に、切開部分から、ふくらみやたるみの原因である脂肪を取り除きます。取り出した脂肪を切って、レーザーメスで止血します。脂肪を取り出すと、皮膚内に丈夫な組織が出来、ふくらみの再発を防止します。
切開した穴は縫合しませんが、１週間程度で自然に閉じます。
施術時間は3０分程度、術後の通院は不要です。腫れは２～３日程度で個人差があります。シャワー、入浴、メイクは当日から可能ですが、長時間の入浴は避けましょう。術後１週間は、ぬるま湯で首まで浸かるか、半身浴にします。コンタクトレンズは、術後１週間から使用できます。
術後について
術後はアイシングをすると、腫れが早く引きます。氷をビニール袋に入れ、タオルにくるんで、目元に軽く押し当てます。１回につき、数分から数十分、１日数回行うと効果的です。手術後２日目、３日目のアイシングも効果的です。ただし、アイシングしなくても、最終的な仕上がりには差が出ることはありません。
手術の翌日から３日目までは、必要以上に身体を動かさないようにし、４日目から６日目も積極的な運動は避けてください。１週間後からは、徐々に始めていけます。２週間程度経てば、激しいトレーニングをしても問題がないことが多いのですが、違和感があれば無理をしないようにします。