手術したばかりでも傷跡が大きく目立たないことなどからリドレープ法(目頭切開)を希望する人が増えていますが、それでもリスクがあることを十分に理解するべきです。これまで行われてきたZ法などは、傷跡が目立ち赤く腫れあがり、分からなくなるまで6か月程度必要でしたが、韓国で作られた術式のリドレープ法(目頭切開)は、蒙古ひだを取り除く方法で、1か月ほどを過ぎれば傷跡が分からない状態にまで回復します。
蒙古ひだを切り取ってしまい戻らないので、手術前のカウンセリングで十分に説明を聞きましょう。平行二重を作りやすく目を大きくしやすく、末広方の二重が嫌な人はきちんと医師に伝えて平行二重になるように調節してもらうことが大切です。大きく蒙古ひだを切り取らない方が良い人もいるため、少し残す方法をとられると切り取る部分が小さいため、人によっては変化が小さく感じてしまう人もいます。
リドレープ法(目頭切開)のダウンタイム注意点
リドレープ法(目頭切開)で一度手術したら腫れや傷が完全に治る1か月以内の再手術は行うことができません。癒着したり傷跡が汚くなって形が崩れてしまうことも多いため、調整の必要性を感じてもすぐに手術できないことを理解しておく必要があります。副作用として一時的にまぶたが腫れあがり、ものが見えにくくなってしまうことがあります。また、皮膚の余りが生じることもありますが、これも1か月程度かけて徐々に無くなっていくので、それまで邪魔でも我慢することになります。術後は一時的に色素沈着が見られることもあります。これも時間の経過とともに改善されて行きますが、説明を受けていないと不安になる人も多いので、知識として知っておくべきです。
再度調整が必要になる場合は?
リドレープ法(目頭切開)で目を大きくしても、加齢や太ったり痩せたりした体の変化で、目頭部分の形や目の大きさにもかなり変化があらわれますから、再度調整が必要になる場合もあります。
手術が下手な医師だと、涙管や角膜そして白目部分を損傷させてしまう場合があるため、目に異変があるときには良く調べてもらうことが不可欠です。