失敗例
上顎分節骨切り方は、上顎自体を動かすことで綺麗なフェイスラインにすることを目的とした手術方法です。具体的には、左右の下の第一小臼歯を1本ずつ抜き、そこに出来た隙間から上顎を鼻の下まで切開して上顎を後退させます。出っ歯の矯正方法として、歯列矯正がありますが治療までに数年と時間がかかる事や器具で骨格を固定するため人によっては締め付けや痛みを感じることがあります。しかし、この方法なら効果は半永久的で、手術が終われば悩みは改善しているという点にメリットがあります。
しかし、デメリットやリスク・失敗例などが存在します。まずデメリット面ですが、手術をする際に抜歯を行い、その隙間が大きすぎてしまった場合、治療が終わっても歯の隙間が出来たままになったため、歯列矯正が必要になる可能性があります。また鼻翼幅が広くなってしまったり、上唇が薄くなってしまうといった可能性もあります。そして代表的な失敗例では、骨を切る方向が左右で違ってしまったり、骨を固定する際の器具がガタガタ担った場合は、仕上がりがでこぼことした感じになってしまう事があります。
その他、顔面の麻痺・しびれ・皮膚のたるみ・口をあけにくくなるといったケースもあります。このような例は技術の低い医師や経験が不十分なドクターを選択することでこの可能性が高くなります。
術後のケアや料金など
上顎セットバックのダウンタイムや症状は、手術直後から3日目までは痛みや腫れが強くことがありますが、大抵の人は1週間ほどで改善します。その後、人によっては内出血などが起こる事がありますが、人体に悪影響はないのでそのままにしておけば徐々に消えていきます。この手術のおよその費用は100万円前後となっています。