手術の概要と医師選び
あごの垂直骨切りは、あごのラインをシャープにしたい方や、あごを左右対称にしたい方、小顔になりたい方、あごの横幅を細くしたい方に適している手術方法になります。あごの垂直骨切り手術は、他のあご骨手術法よりも大きく変化する方法のため人気です。
手術の工程として、まず下顎先の真ん中を、幅10mmほど骨切りを行います。つぎに水平方向に骨切りを行い、真ん中部分の骨を切除します。さらに、左右の骨を水平に切って一度下顎から切り離し、真ん中に寄せて金属プレートやワイヤーなどで固定します。そして両端を削って段差をなくし、滑らかにします。最後に切り離した骨と下顎部分を固定をして終了です。
この手術は、全身麻酔を使っているため大掛かりになります。そのため技術のある経験豊富な医師による執刀が、綺麗な仕上がりになるかどうかのポイントとなります。
下手な医師だと失敗する
技術や経験の乏しい医師による執刀には、以下のような失敗例やデメリットがあります。「後戻り」といって、手術をして動かした方向とは違う方向に骨が移動してしまうことがあります。また、顎関節症の悪化や呼吸障害・顔面の知覚障害や麻痺・しびれなどの後遺症が残ってしまうケースなどがあります。この場合は、修正手術や矯正手術などを受けなおさなくてはならないため、患者への負担は更に増えます。
また、左右差が出来てしまった・下顎の段差が気になる・皮膚のたるみがでてしまったといった仕上がりに関するトラブルなども少なくありません。
良い医師を見極めるポイントはいくつかあって、まずは患者の希望をしっかりと聞き、患者になるべく負担のかからないような治療計画を提案できるか・リスクやデメリットなどの説明がきちんとされているかなどが挙げられます。