顔の中でも老化のサインが表れやすいのが、目の周りです。
目の周りのしわや瞼のたるみは、実年齢よりも老けて見えさせる原因になります。
瞼周辺の皮膚は非常に薄く、皮脂の分泌量も少ないため乾燥しやすく、シワができやすくなります。
そして、瞼の筋力の衰えによって、瞼もたるみがちになります。
このように、目の周辺は肌トラブルが起こりやすい場所と言えます。
人気の理由
このトラブルの改善のために有効なのが、上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入です。
ヒアルロン酸注入は、メスを使わないのでお手軽に受けることができるプチ整形の一つとして人気があります。
また、副作用などのリスクが少ないのも人気の理由です。
リスクについて
とはいえ、肌に何らかの手をかける以上リスクはゼロではないので、あらかじめ副作用について知っておく必要があります。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入は、上瞼のくぼみを埋める目的で行う場合は、目を開けた状態で施術を行います。
そして、くぼみができている場所に注入していきます。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入は凹凸が出やすいので、ヒアルロン酸の量は控えめに使われます。
目を開けると問題はありませんが、目を閉じるとぷっくりと膨らみます。
この膨らみは、1ヵ月程でなくなる場合もありますが、多くの場合は目を閉じた時の凹凸は残ります。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入で考えられる他のリスクは、内出血・腫れ、しこり、血流障害による視力低下や失明、アレルギー反応があります。
内出血・腫れは、およそ1週間で元に戻りますので、その間はメイクでごまかすしか方法はありません。
ヒアルロン酸は、吸収されやすい性質がありますが、溶けずに皮膚内部に残ってしまうことで、しこりになってしまうことがあります。
下瞼は範囲が狭いので、控えめにヒアルロン酸を注入する必要がありますが、多く入れてしまった場合、溶解されずに残ってしまいます。
ただししこりがあっても体に害が出ることはまれです。
また、ヒアルロン酸を注入することで、血流を妨げることがあり、これを血流障害と言います。
鼻の周辺がリスクが高いのですが、目の周りにも起こる可能性があります。
視力低下や失明が考えられるリスクですが、起こる可能性は非常に低いと言われています。
ヒアルロン酸注入は安全性の高いものですが、リスクのことも考えると、信頼のおける医師の元で適切な処置を施してもらうことが大切と言えるでしょう。