頬の脂肪注入ってなに?
まず、頬の脂肪注入の概要ですが、加齢によってしぼんだ肌や、しわが目立ち始めた頬にも効果がある施術です。ヒアルロン酸注射という方法もありますが、こちらは気軽に行えるもので、施術は10分ほどで終了しますが、効果は一年ほどしか持続せず、2~3年で徐々に体内に吸収されていってしまいます。
一方の脂肪注入は、自分のお腹や太もも方余分な脂肪を吸引し、これを頬に注入する、というものです。施術時間はおよそ1時間ほどです。自分の脂肪を注入するので肌になじみやすく、見た目や触り心地もとても自然です。肌に吸収されることはあまりないので、半永久的にふっくらな状態が保てます。
自分の脂肪を利用するのなら安心と思いきや、もちろん、リスクや副作用があります。
内出血・腫れ
最も高い頻度で起こることは、注射後の内出血です。10人に1人くらいの割合で生じるのもので、偶発的に注射針が細い血管に当たってしまいす。程度が軽いと1週間ほどで消えてしまいますが、強い内出血の場合は消えるまで2週間ほどかかることがあります。メイクで隠すことは可能ですが、血管が傷つくことは見過ごせません。
また、腫れが強く出てしまう事もあります。施術後に激しい運動をして血流が良くなることによって、腫れが生じます。施術後は安静にしていることを心がけて下さい。
でこぼこ・左右差
凹凸や左右差が表れてしまう事もあります。もし、差ができてしまった場合は、調整が可能ですが、数回の脂肪注入を繰り返すことになりますので、それだけ体に負担が課かかります。
しこり
しこりができてしまった際の修正も厄介です。注入された脂肪組織には十分な血流が必要なのですが、大量注入などで血流の循環がうまくいかなくなると脂肪組織が壊死してしまいます。高熱が出たりすることがある、危険な失敗例です。
まとめ
メスが入らない整形手術だからといって、安易に行ったり、腕の悪い医師にかかると大変なリスクを負わされてしまいます。頬の脂肪注入の際は、慎重に良い医師選びをしましょう。