眼瞼下垂(挙筋短縮法)は、まぶた(眼が開きにくい)上がりにくいというある種の病気です。これを治す為に、目の上の皮膚をメスなどを使って切除する手術を行うのが一般的な治療法です。
しかし、この治療法は程度の差はあれど、皮膚をメスなどで切開する訳ですから、術後のダウンタイムが生じる事はほぼ避けられません。
ダウンタイムとは、治療・手術を受けた日から、正常な目元に戻るまでの期間を言います。通常の眼瞼下垂(挙筋短縮法)の手術であれば、ダウンタイムは1~3ヶ月程度ですが、こればっかりは個人差がある事なので一概に言えません。
治療後3日~5日経つと、患部が腫れはじめ、5~10日で抜糸した後、自然な目元に戻って人前に出られる程度になるには、どんなに早い人でも1ヶ月は掛かるとされています。
術後の痛みについて
しかしこの期間は痛みがありつつも、何とか我慢すれば人前に出られるという程度なので、完全に内出血を伴う腫れが引くのは、2ヶ月~3ヶ月は掛かると考えられます。この手の手術を受ける人の中には、この期間を結構短めに見積もる人が多いですが、早めに見積もって腫れが残る不完全な状態で職場などに出ると結果的に恥をかく事も多いという事は肝に銘じておきましょう。
ダウンタイムについて
どうしても、会社勤めをしている社会人ともなると、メスを使った切開手術はダウンタイムが大きいのでためらいがちになりますが、最近では社会的にも、眼瞼下垂(挙筋短縮法)は美容手術というよりは、病気として認識されつつあるので、まぶたを腫らしたまま出社しても、それ程大きな問題にはならない場合もあるでしょう。
とはいえ、ずっとまぶたを腫らしたまま出勤し続けるのは、やはり周りの人にとって見ればあまり印象は良くないですから、もし眼瞼下垂(挙筋短縮法)手術を受けるなら、厳し目にスケジュールを組むようにしたいものです。
また、切らなくて済む上に、痛みも少ない埋没法などもあるので、症状に合わせて検討しても良いでしょう。