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上顎短縮骨切り(LeFort1型)の術後のケアで気を付けること

上顎短縮骨切り(LeFort1型)は術後、施術部位の腫れ・赤みは4日程度で強くなり、3週間程度の安静期間(ダウンタイム)を要します。この期間口をあけづらくなりますが、腫れがひくにつれて口のあきづらさは減るのが一般的です。術後には、上あごと下あごをゴムを使って固定する「顎間固定」というアフターケアをすることが多いでしょう。上顎短縮骨切りを受ける際には、顎間固定の期間の日常生活の制限の程度について十分に担当の医師と相談しておくと良いでしょう。顎間固定の期間には固い食べ物を食べづらくなることが多く、食事に制限がでるため注意が必要です。手術後には、施術部位の腫れ・痛みを増強させないよう、運動をしたり、お風呂に長い時間入ることで患部への血流を増加させることは控えましょう。腫れがひどい場合はアイシングをすることも効果的です。

また上顎短縮骨切り(LeFort1型)は整容性を保つために口腔内から施術を行うため、術後は口腔内の傷跡を清潔に保つことが重要です。食後には、刺激性の弱いうがい薬でうがいをすること、歯磨きを食後には行い口の中に食べ物の残差を残さないようにすることがポイントです。歯ブラシは、毛が柔らかい製品を使用し、歯磨き粉も刺激が弱いものを使用しましょう。歯を磨く際には、患部の周りは一番最後に磨くようにしましょう。歯ブラシを強く押し当て磨くことが習慣づいている方は、歯ブラシを柔らかくあてることを意識して患部を傷つけないよう注意しましょう。

感染を避けるために

術後に、口腔内の傷から膿が出てきた場合などは、感染の兆しの可能性があるので注意が必要です。感染をおこさないために、術後に医師から抗生剤を処方されることが一般的ですが、処方された抗生剤をきちんと内服することも大切なアフターケアといえるでしょう。