変形するってホント?
鼻中隔延長術のPRCが変形するのは本当でしょうか?
鼻先の整形と鼻中隔延長PRCの失敗のすべてを解説してみたいと思います。
変形が起こる確率は13.8%
当相談所での分析結果では、鼻中隔延長術のPRC法の施術を受けて変形を生じてしまった方の割合は13.8%であることが分かりました。調査の結果ですから、実際には担当するドクターの腕によっても誤差があると思いますが、そもそもPRC法と言うのは、鼻中隔延長術の費用をかなり安くするための材料として出てきました。
そしてPRC法に限らず、鼻中隔延長術は難度が高く、失敗する可能性もあります。変形以外にも代表的なところでは、軟骨が吸収される失敗や左右差(鼻曲がり)が起こる失敗などが例としてあります。
こういった失敗を回避するためには、技術の高い医師の手術を受けなくてはなりません。
利点もあるが・・オープン法だと傷も
鼻の長さを長くしたり高くする手術で軟骨を使う場合、自分の耳や胸から採取する方法もありますが、鼻中隔延長PRC法は豚軟骨を使いますから採取でのリスクというものがなく、その点は安心です。これは鼻中隔延長PRC法のメリットの一つですからそれでこの方法を選ぶ人が増えています。
鼻中隔延長PRC法のメリットのもう一つが、軟骨を豊富に使えるということです。自己組織移植ではあらかじめ量が決まっていまして、例えば耳介軟骨は少し の量しかなく、鼻をぐっと長くしたいとか高くしたいという希望があっても叶えられないことも多いです。しかし鼻中隔延長PRC法ですと制限がないわけです から希望通りの鼻にできます。
手術の多くはオープン法と呼ばれる、鼻の前面から切っていくやり方で行なわれますが、その際に目立つ位置に切開の傷が残ったりしがちです。特に女性にとってはたいへんな問題ですから、そのような失敗のない医師に依頼することが不可欠です。
もう一つのやり方はクローズ法ですが、こちらは内部から鼻中隔の延長を行ないますので手術として大変難しく、技術の低い医師では失敗の危険性があります。病院選び、医師選びが重要になります。
事前にリスクを確認!
豚の軟骨や白人の軟骨が大きく使いすぎると失敗のリスクが大きくなります。
鼻づまり
例えば軟骨の量が多すぎて空気の通路が細くなり呼吸しずらくなったり、鼻づまり状態が続いたりします。この鼻づまり状態は、機能障害ですから早急な挿入軟骨のカットによる修正が必要となります。
鼻閉状態とも言い換えることができます。軟骨が大きすぎて、鼻の穴を閉じてしまっているからですね。
軟骨が浮き出る
あるいは鼻先にたくさん軟骨を入れて皮膚を引っ張り、長い鼻にしたために皮膚が薄く、何年かして軟骨が浮き出てきてしまったり、皮膚が破れてきたりもしかねません。
これらは、鼻中隔延長PRC法特有の失敗と言えます。もしそうなった場合は、入れすぎていた軟骨を除去したり多い分を削ったりすれば良いのですが、人工物を入れたのと違いまして軟骨は癒着を起こしますので、いざというその時になって除去ができない可能性が高いのです。