鼻先の形状にコンプレックスを抱いている人に、おすすめの治療法として鼻中隔延長PRC法があります。
鼻の形を高くしたり、長くのばしたい時には、耳や肋骨などから軟骨を摘出して、その軟骨を鼻の部分に埋め込むやり方が主流でした。
しかし、鼻だけでなく、耳や肋骨部分にもメスを入れなければならないというデメリットがあるのが厄介な部分です。これを鼻中隔延長PRC法に変えることで、鼻だけにメスを入れることが可能になります。
とても魅力的な施術ではあるものの、鼻中隔延長PRC法で失敗をして修正を依頼する例もあります。修正を受け付けている美容外科に依頼すれば、直ちに手術を行ってくれますが、修正手術においても失敗するリスクはつきものですので、美容外科選びは慎重になるようにしてください。いい加減な判断が、新たな失敗を引き寄せる結果になるからです。
基本としては、実績ある美容外科を選びます。症例数の多さなどを確認してからの依頼をおすすめします。
どんなトラブルが考えられる?
鼻中隔延長PRC法で再び修正手術を受けないよう対策するには、その美容外科が信頼できる軟骨を利用しているかを確認します。
鼻中隔延長PRC法のメリットは、自分自身の軟骨ではなく、豚の軟骨を使うことで、身体の負担を抑えられる点です。安全性の高い豚の軟骨を使ってくれますが、異物を挿入するため、場合によっては身体が拒絶反応を起こす心配があります。
拒絶反応を起こせば、鼻の部分に何らかのトラブルが発生する危険があり、摘出手術を受けざるを得なくなります。これを繰り返さないためにも、臨床試験を通過した、確かな豚の軟骨を使用する美容外科を選びましょう。
美容外科の中には、臨床試験の証明書を公開しているところがあります。発熱や遺伝毒性に関する試験、皮下や急性、血液や無菌の試験、移植や亜慢性に関する試験結果などを知ることが可能です。
鼻中隔延長PRC法は危険なイメージを抱きがちですが、自家軟骨を使うよりも石灰化が起こりにくいなどのメリットも多くあるのが特徴です。