施術法のメリット
『おでこ・額のセメント施術』は後頭部の皮膚を切開して、そのまま皮膚を上部から剥ぎ、頭蓋骨の上部を露出して、そのおでこの部分に医療用セメントを貼り付ける施術法です。技術的にはそれなりに高度で、一定以上の技術力が求められます。
この施術法の効果面のメリットとしては、より自然なライン、より希望に沿った形を作り出すことが可能なことが挙げられます。これは、最初から大きさや形が出来上がった既製品を使わず、セメントによる細かい微調整が容易で、それぞれのおでこ・額に合ったセメント形成が可能な為です。
CTによる進化型セメント形成に対応している病院選びを
また、一昔前までは、施術中にセメント形成を行ってい為、時間的余裕があまりなく、時間内に納得のいく形を形成するのが難しかったのですが、現在では、事前にCTスキャンで患者の頭部をスキャニングしてデータを作り、そのデータを基にして3Dモデルを作成するので、その3Dモデル上で納得のいく形まで何度も作り直しが可能になったおかげで、より完成度の高いセメント形成が行えるようにもなっています。さらに、この方法の採用は施術時間の短縮にも繋がっています。
加えて、施術前にはカウンセリングの一環として、ヒアルロン酸によるシュミレーションも行っており、そこで形や完成度に納得がいかなければ、途中でやめることも可能で、リスク管理の面でもしっかりとしたシステムが整えられています。
ちなみに、この施術で使われる材料のセメントは、今まで整形外科で人工関節の骨の固定化に使われたり、頭の骨の欠損部分を埋めたりする為に医療業界で使われてきたものなので安全性について心配する必要はありません。
ですが、これらのメリットはあくまできちんとしたクリニックで施術を受けた場合の話なので、極端に医療費が安かったり、事前のカウンセリングの時間が短かったり、検査が手抜きだったりするようなクリニックだと思わぬトラブルに巻き込まれることもありえるので、注意が必要です。