上瞼や下瞼が加齢とともにくぼんでしまうと、老けた印象になってしまうので、ふっくらとした印象の目元になりたい場合に行うのが、上瞼・下瞼の脂肪注入です。メスを入れずにふっくらと見せることができ、自分の脂肪を使うので、比較的抵抗感が少なく、選ぶ人が多い施術です。脂肪の定着率が悪い場合には、再度脂肪を注入したり、他の方法を考えたりする必要があるので、しっかりと理解し、医師と相談してから施術を決めることが大切です。
上瞼・下瞼の脂肪注入のアフターケア
上瞼・下瞼の脂肪注入のアフターケアその1 脂肪の再注入
目元をふっくらとさせる施術には、ヒアルロン酸の注入と脂肪注入があります。ヒアルロン酸注入に比べて、脂肪注入の生着率は不安定なことが多く、生着率が低かった場合には、再び脂肪を注入する必要があります。生着率が低い場合には、数回の脂肪注入を繰り返す必要があります。1年前後で体内に吸収されてしまうヒアルロン酸と異なり、上瞼・下瞼の脂肪注入の場合は、脂肪が注入部位に定着すると永続的に効果を持続させることができるため、数度の注入を繰り返しながら、理想の目元に近づけていくことを選ぶ人もいます。
上瞼・下瞼の脂肪注入のアフターケアその2 ダウンタイム
近年、目もとのくぼみをふっくらとさせるくぼみ目矯正では、ヒアルロン酸で行うことが多くなってきました。理由のひとつがダウンタイムです。ヒアルロン酸注入は、腫れが少なく、ダウンタイムが短いことに対し、上瞼・下瞼の脂肪注入では、腫れが強く、赤みや痛みも比較的長く続く傾向があります。腫れが強いため、仕事や学校を休んで行うことになることが多く、術後のアフターケアに時間がかかる傾向があります。
上瞼・下瞼の脂肪注入のアフターケアその3 感染症対策
上瞼・下瞼の脂肪注入を行う場合、脂肪を体から取り出したり、機械にかけて脂肪を精製した後、注射器で目元に注入します。比較的安全性の高い方法ですが、施術後は、感染症などを防ぐために、締め付けないように気をつけたり、すぐに触ったりしないようにすることが必要です。