【名医選び】失敗しないための美容相談所・山口

眼瞼下垂(がんけんかすい)はまぶたが上がりにくい(=目が十分に開かない)状態になることで、眼瞼下垂には先天性のものと後天性のものがあります。特に先天性の場合が多く、通常眼瞼挙筋の形成不全によって引き起こされると言われています。症状は片目に起こることが多いものの、人によっては両目に発症するケースもあります。また、先天性であるため遺伝することもしばしば見られます。
一方後天性の場合は、加齢によって徐々にまぶたが下がることで眼瞼下垂をなることがあります。いわゆる年を取ったことで目が細くなったという状態のことです。
眼瞼下垂が起こる原因としては、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)やそれを動かす動眼神経が関係しており、これらの組織が何らかの要因によって異常を起こして発症します。

費用について

眼瞼下垂の修正にはいくつかありますが、その中で特に注目されている方法が挙筋前転法です。これは別名「信州大式 眼瞼下垂」と呼ばれており、信州大学病院の松尾教授が広めたことからその名が付いており、松尾式治療法とも呼ばれることもあります。
「信州大式 眼瞼下垂」は、眼瞼挙筋を切除するのではなく、たるんでしまった瞼板と鋸筋腱膜を再び固定する方法で、これにより眼瞼下垂を改善させます。
信州大式 眼瞼下垂の料金は保険の適用範囲によって異なり、先天性の方や老人性の眼瞼下垂の方が保険の対象であり、美容目的では自費治療となり約50万円~70万円です。

施術の流れ

信州大式 眼瞼下垂の修正の流れとしては、①眼瞼挙筋の力がまぶたの淵まで伝わるようにする。②まぶたの開きを妨げている部分に対して、下位横走靭帯の切離、挙筋腱膜内・外角の切離などで改善させる。③皮膚が余っている人の場合には、それによって腱膜性眼瞼下垂を引き起こすのを防ぐために、その部分の皮膚も一緒に切除する。
このような流れで手術を行っていき、片側で約40分~1時間、両側で約1時間半~2時間程度となっています。術後の腫れは1週間経過後には約7割、2週間経過後には約8割程度は改善されていき、完全に治るまでは約2か月~3か月程度の期間を要します。