手術とそのあとの説明
咬筋萎縮(TCR)は、エラ部分が張っていることでお悩みの方や、きつい顔の印象を柔らかくしたいといった要望をお持ちの方に適している手術になります。ちなみに、この方法はエラの骨が張っている方には効果のない方法なので、自分にはどのような方法が適しているのかは医師と良く相談をすることが望ましいです。
具体的な手術工程は、口の中から行います。下顎の奥歯付近の粘膜を数ミリ切開し手、その中を細い金属製の管をエラ部分の筋肉まで差し込みます。そして電流を流して、筋肉自体を萎縮させてエラの張りを小さくします。
なおこの手術は、口腔内から行うので外側からは傷口が見えないので女性でも安心して受ける事が出来ます。この手術にかかる時間はおよそ1時間から長くても1時間30分程度となっており、全身麻酔を使って行います。したがって入院が必要なケースもありますので、手術を受ける際にはある程度日数の確保が必要となります。
アフターケアの注意点。痛みや腫れや感染症
この手術を受けた後の回復期間はおよそ1ヶ月程度といわれていますが、個人差があるためあくまでも目安と考えましょう。手術直後には麻酔の切れた痛みと腫れなどがひどくなる可能性が高く、また感染症や内出血などのリスクも高い時期でもあります。多くの場合、炎症止めや痛み止めなどが処方されるので、医師に指導を受けた通りに服用しましょう。
痛みや腫れが落ち着いてくる術後1週間目からは、普段の過ごし方で傷の治りに差が出ます。特に口の中に傷が出来ている状態なので、スパイスなどの刺激物はあまり口にしないほうが良いです。また飲酒は血行が良くなりすぎてしまうので術後1ヶ月間は控えましょう。なお、タバコは手術の際に禁煙するくらい厳禁です。傷の治りが悪くなる原因となります。
アフターケアが充実している病院を選択されることをオススメいたします。