咬筋萎縮（TCR）の説明
現在、多くの日本人女性が小顔になりたいといった現状を踏まえて、小顔整形の需要が高まっています。その中でもメジャーになりつつあるのが、咬筋萎縮といった手術です。
この咬筋萎縮（TCR）といった手術は、口腔内を切開し、細い金属製の棒を筋肉に刺して電流を流し、張っている筋肉を萎縮させるといったいわゆるエラ削り手術の一種です。この手術は、顔の周りの筋肉が発達しすぎた人におすすめな手術方法で、正面から見た顔の大きさをかなり変化させることができます。
失敗
ですが、この手術は失敗がつきものになっています。
その例としてあげられるのは、エラの収縮効果が足りないといった失敗です。この場合は、再手術をすることで改善されますが、変化していないといったことはかなりストレスになるでしょう。逆に小さくなりすぎた場合は、ヒアルロン酸や脂肪を注入したり、プロテーゼを挿入しなくてはなりません。
さらに見た目以外も失敗が起きてしまう場合もあります。筋肉に流す電流が強すぎると、神経が麻痺してしまい顎に感覚がないといった恐ろしい事態になってしまいます。その他にも、電流を流す範囲が広すぎたという理由から、筋肉が余計な部位まで収縮し、顎にたるみが生じてしまいます。
咬筋は顎を動かしたり、噛んだりするのにとても大切な筋肉です。顎が張り過ぎてしまっているとの理由で、エラを切除しすぎると今後の生活に支障をきたす原因になってしまいます。電流の強さや手術部位は、よくカウンセリングしましょう。
美容整形は見た目を大きく変えてしまう効果があるゆえに、失敗するとショックが大きいのもデメリットのひとつなのです。そのため良いクリニックやドクター選びはとても大切です。