手術の説明
咬筋委縮術は、口の中を少し切開しそこから細い棒を筋肉の中まで挿入し電流を流すことでエラ部分の筋肉を委縮させるという方法のことです。骨ではなく、咬筋という筋肉が発達していることによってエラが張ったように見えてしまう方に適している方法になります。
回復期間となるダウンタイムは個人差がありますが、腫れは術後から1週間、長くても3週間ほど続きます。特にピークは痛みと同じで術後3日目あたりです。人によりますが、内出血が起きてしまう可能性があります。しかし見た目以外に身体に悪影響を及ぼすことはないので、そのままにしておけば自然に消失していきます。また、クリニックによっては抜糸の必要な糸を用いて手術をする場合があるため、抜糸をするまでの期間から傷口が良くなるまでは感染症に気を付けてください。
失敗例
この手術における代表的な失敗例は、エラがあまり小さくなっていない・もしくはエラ部分が小さくなりすぎて頬がこけたようになってしまったという仕上がりに対する不満です。その他、エラ部分をとりのぞいたことによって皮膚があまり、たるんでしまう・左右に違いが生まれてしまうといったケースもあります。いずれの場合も医師の技術力や経験が不足していることが要因である事が多いです。また、患部が化膿・炎症を起こしてしまう・患部がうっ血してしまう・麻痺やしびれが残るなどといった後遺症や感染症などのトラブルです。
したがって、しっかりとしたクリニック・ドクター探しが重要になってきます。もし手術が失敗したと感じて修正をしたいとお考えの場合は、手術後4ヶ月間は再手術を控えましょう。この間は腫れや炎症が完全に改善したわけではないので、傷を早く治そうと癒着が強くなる期間となっているからです。
失敗や修正のクリニック選びはお気を付けください。