手術の概要とダウンタイム期間
咬筋萎縮手術は、エラ部分は突出している人、綺麗なフェイスラインを手に入れたい方、小顔効果も欲しいという方に適している方法です。
しかし、エラ部分の骨が出っ張っている人には効果のない方法になるため、自分にはどんな手術が適しているのかはドクターをしっかり相談をして決めましょう。
回復期間と呼ばれるダウンタイムはおよそ1ヶ月程度と言われていますが、個人差がありますので注意しましょう。特に術後1週間から2週間は腫れや痛みが出る場合があるので、なるべく安静にしていることが大切です。感染症による炎症や化膿が起きた場合は、腫れが長引くことがあるので、無理は厳禁です。
洗顔や入浴は手術当日から可能ですが、あまり長い時間は控えましょう。血行が良くなりすぎて、人によっては痛みが強く出る可能性があります。
手術方法と名医
手術の方法は、口の中を切開して行います。したがって、顔の外側からは傷跡が見ないので女性でも安心できます。口の中の奥歯を数センチ切開をして、咬筋と呼ばれる筋肉を露出させます。そしてその筋肉の中に、細い金属のワイヤーを通して電流を流し、エラ部分の筋肉を萎縮させます。この器具は、扱いがとても難しいことが特徴で高い技術力と経験が求められます。
この手術において代表的な失敗例が、噛む力が弱くなってしまった・表情を作るときいびつなものになってしまう・口を開けづらくなったといったことが挙げられます。その他、あまりエラ部分の筋肉が減っていない・減りすぎてしまった・頬がこけたように見えてしまったといった仕上がりへの不満もあります。
優れた医師を見分けるポイントとして、学会への積極的な参加や新しい技術の導入、患者への丁寧な説明があるか、事前シミュレーションや検査が行われるかなどが挙げられます。