美容整形の名医相談所-失敗や口コミ

小顔効果・メリット

T字骨切りでは、まずオトガイ骨の中央部をT字の形に切り出します。口腔内の粘膜から切開するため、外から見えるような傷跡は残りません。水平に骨を切る際は、電動骨切り用のノコギリを使用します。また切り出す幅には限界があり、通常、5mmから10mmです。この周囲にはオトガイ神経、オトガイ動脈、オトガイ静脈が走っているため、手術には細心の注意が必要となります。オトガイ神経は下顎の前歯部分と小臼歯部分、そして下口唇、頬の裏側の粘膜などの感覚を支配しています。未熟な医師がオトガイ神経を傷つけた場合、神経麻痺の後遺症が残ることがあります。

この神経に注意しながら中央のオトガイ骨を切り出した後、空いた空間に左右の骨片を移動させます。合わせた骨同士をチタンプレートで固定し、上下の骨も同様に固定します。そしてオトガイの左右を削り、段差などを調整します。この側方削りにはノミを使用します。熟練の医師は、この作業により美しいフェイスラインを作り出します。これで顎が細くなりますが、あまりに幅を狭くすると皮膚がたるみ、老けた顔立ちになってしまいます。5mmから10mm程度の幅寄せであれば、手術中に骨膜を糸でからめて固定することで、たるみは防げます。

万が一、デメリットが出た症例は・・

仮に皮膚にたるみやしわが出てしまっても、再手術で修正できます。しかし一度で済むよう、経験豊かな医師を選ぶべきでしょう。ダウンタイムですが、大きな腫れは2週間ほどで治まり、顔全体のむくみはおよそ1か月で取れます。ダウンタイム中に痛みがある場合は、医師の判断で鎮痛剤が処方されます。

T字骨切りは美容整形の中でも難易度の高い手術となります。そのため経歴のしっかりした、成功実績の豊富な医師を選ぶことが重要になってきます。