目の下のクマやたるみを治療する方法の一つがトラコンハムラ法です。ハムラ法は、目の下の皮膚を切開してたるみを取りますが、トラコンハムラ法では皮膚を切開せずに、ふくらみを移動させます。
黒クマの原因は、目の下の「くぼみ」と「ふくらみ」の高低差が原因の場合が多く、トラコンハムラ法でふくらみを移動することで解消させることができます。
トラコンハムラ法による効果とリスクは様々です。トラコンハムラ法とは、ハムラ法の様に表面切開で目の下のたるみを治療するわけではなく、皮膚の裏側から傷跡を付けないようにたるみやクマを解消させる治療です。
結膜側からの切除を行いますのでリスクが高いように見えますが皮膚自体の切除は行われないためにハムラ法と比較してダウンタイム期間が短くて済むところが良点です。
また、下瞼のたるみが軽度、または余分な皮膚が少ない方や傷を一切残したくない方、メイクや化粧で傷跡を隠せない男性の方にお勧めの治療法です。
トラコンハムラ法の施術の流れ
トラコンハムラ法の施術の流れをご紹介します。まず、術前にふくらんだ部分とへこみの位置をマーキングしてから麻酔を行います。
次に、下まぶたの裏側の縁から少し離れた位置を2cm程度切開し、脂肪を剥がします。続いて、皮膚がへこんでいる位置に脂肪を移動させて、自然にバランスよく配置します。
最後に、移動させた脂肪を縫合し、切開した箇所を縫合します。
手術は60~90分で、まぶたの裏側から切開するため、傷跡は残りません。
シャワーは施術当日から、洗顔は翌日から、入浴は施術1週間後から可能です。術後は、目の下にテープを貼り、3日間そのままにしておく必要があります。
テープを剥がすのは、自分で行います。メイクは、テープで固定した箇所以外について、翌日から可能です。コンタクトレンズの装着は1週間控えます。
トラコンハムラ法のダウンタイムは2週間程度
トラコンハムラ法にもダウンタイムはつきもので個人差にもよりますが1、2週間ほど腫れが続きます。
傷跡は特に残りませんが数か月間赤みなどが続く状態となります。ですがメイクで隠せる程度ですので安心して頂ければ幸いです。
内出血もありますが、2週間ほどで吸収されます。これはコンシーラーで隠せるものです。ダウンタイム期間は痛みもある方がいますので、アイスパックや冷えタオルなどで冷やすと多少なりとも痛みは治まります。
また、医師から痛み止めも処方されます。ダウンタイム期間は医師から処方された薬を飲めば痛みは和らげます。
また、この場合リスクもつきものでトラコンハムラ法は技術が高度なため失敗をした場合は修正や再手術が大変難しくなります。
トラコンハムラ法とハムラ法の違い
トラコンハムラ法は経結膜ハムラ法と呼ばれるもので、表面ではなく結膜を切開するものです。この方法は皮膚に傷跡がつかないということで、症例数は増加傾向にあります。
なので、皮膚を切開しなくても瞼の裏側及び結膜側から行うことが可能となってます。
ハムラ法では皮膚のタルミまで解消することが出来ますが、トラコンハムラ法では皮膚切除ができないため、伸びきった皮膚をどうにかすることは出来ません。
主な症状が、目の下のふくらみではなく皮膚のゆるみが原因の場合には、ハムラ法を選ぶとよいでしょう。
トラコンハムラ法で脂肪を移動させると、皮膚のたるみが目立って老けた印象になる恐れがあります。
目の小さい人や皮膚の厚い人も適しません。また、ふくらみは移動しますが、その箇所の小じわは解消されません。
目の下の凹凸はなくなりますが、その分メリハリがなくなって、のっぺりした印象になる可能性があります。さらに、左右対称にならないことも考えられるため、技術の確かな医療機関を選ぶようにしましょう。
トラコンハムラ法のデメリット
では、トラコンハムラ法のデメリットは何でしょうか。
要注意したいデメリット<トラコンハムラ法>で効果がない
効果が感じられないトラコンハムラ法の症例もあります。
目の下の脂肪は老けた印象です。シワもできやすい部分なので、丁寧にケアしておかなければどんどん老けていくのです。この余分な脂肪を改善する方法がトラコンハムラ法です。
しかし効果・変化がないと言われています。目の下は限られたスペースしかありませんので、移動距離がうまく取れないことがあり、これが原因です。
小さなスペースでどう移動するか、経験豊富な医師の方が安心できますね。変化がなければ意味がありません。
術後もくま・たるみが取れないリスク
失敗例で、くま・たるみが取れないものもあります。皮膚や筋肉が緩んでしまっておりたるみがある場合、引っ張る手術が有効です。
引っ張るので、当然たるみには効果的なのですが、くまの状態によっては治療方法を変更しなければならないこともあり、医師の経験が関わってきます。この後に綺麗になっていなければ失敗と同じことなのです。
たるみが生じるか、くまはどうなるのかなど術後の経過まで考えられる医師に頼りたいですね。
内出血が長引く
手術はメスでの切開が行われます。そこから脂肪を搾り出すのですが、ここで腫れや内出血が長引く原因が作られます。下瞼近辺の血管損傷により腫れや内出血が引き起こされてしまいます。
術後のケアが何よりも大事で、アフターフォローがしっかりできる医師でなければ任せられません。
これはカウンセリングの段階で、どこまで術後のケアを重要視しているか確認することで、失敗を避けられます。事前に一つ一つ確認しながら話を進めましょう。
名医相談所では最高の名医をおすすめできます
失敗の多いトラコンハムラ法は、術後のフォローも視野に入れた上での手術が基本です。話だけを聞いていると不安になりますが、上手く行われれば経過も良く綺麗に仕上がるものです。
名医相談所では、カウンセリングも重要視した名医がたくさん在籍しています。悩みや不安があれば事前によく話をしておきましょう。名医なので最善な解決方法を見つけてくれるはずです。
美容整形の相談なら名医相談所へ、お気軽にご連絡ください。
きちんと医者を選ぶ
この手術が出来るのは一部の医師に限られるので名医の選択は必須です。
また、大きなリスクとしては効果が無い上でこぼこなどの後遺症が考えられます。数々の説明をしてきましたが、効果とリスクは紙一重です。効果が出ればリスクも生まれます。この2つを上手い具合に調合させるには腕の立つ名医が必要となってきます。