耳介軟骨移植の手術を受けたが失敗だったと感じるのは、まず手術直後ですが、この時はまだ腫れている状態で本当の事がわかりません。なので失敗かどうかはまだ判断ができませんので、少し月日を待つべきです。術後一週間ぐらいは腫れ、内出血などがあり、まだはっきりとした様子がわからず、事前に自分がイメージしていたものと違うと思ってもこれから変化するかもしれないからです。
少し時間が経って、鏡でよく鼻を見てみると、例えば鼻先が高くなりすぎているとか、どうも形が気に入らないという場合があります。これは手術の技術が失敗というよりも、事前にどういう鼻にしたいか医師との相談が十分でなかったなどが考えられますが、こういう場合に入れた軟骨を除去したり、修正することは可能です。
それには、あまり早く再手術すると患部に感染などのリスクが出ますし、あまり遅いと癒着してしまいますので、微妙で適切な時に行なうことになります。但し耳介軟骨移植の場合、除去といっても手術前とまったく同じ状態に戻るというわけではありませんので、事前にその事を十分納得して行なうことが大事になります。
失敗例と医師選びの注意点
耳介軟骨移植はそれ自体は決して危険なものではありませんが、やはり手術ですので事前に医師から説明を受けることが必要になります。
その際に、患者に対して丁寧で詳細な解説を行なう医師が名医と言えます。耳介軟骨移植は耳の軟骨を鼻の中に入れ形を整えるものですので、形について患者がどういう希望なのかが重要ですが、良い医者は患者が最もどうしたいかを細かく聞き、それに応えるべく手術を行ないます。
逆に、患者の希望は特に聞かず、機械的に同じような鼻を作ってしまう医師は、どれだけ技術的に作業が優れていても、名医とは言えないことになります。
また、耳介軟骨移植ではこのほか、例えば感染症のリスクとか、軟骨ですから月日とともに吸収されてしまって変形につながる可能性がなくもないとか、あるいは耳介軟骨移植の場合は軟骨の量が決まっているため必ずしも希望する鼻の高さまでいかないこともある、といったデメリットがあるのですが、そういった点も医師は正確にひと通り説明しなくてはなりません。
そこまできちんとしている医師がやはり名医ということになります。
耳介軟骨移植の失敗例としてあり得る「延長量が足りない」について
耳介軟骨移植は、治療に使う耳介軟骨の延長量が足りない場合があります。延長量が足りない場合には、鼻先の角度が調節出来ないため、鼻の穴が目立ってしまう状態になることもあるため、他の治療と組み合わせて治療を行うなどの対処が必要です。軟骨の状態などを確認することが重要であり、事前にしっかりと検査などをして、よい治療ができるかを判断してもらうことが大切であり、よい医師を選択することが重要です。
軟骨の吸収が起こる可能性もある
耳介軟骨移植を行うことで起こりうるリスクは、軟骨の吸収です。すぐには起こらないような症状ですが、徐々に軟骨が吸収されていくことがあり、鼻の形が変化していくような可能性があるため、注意が必要になっています。そうなった場合には抜去や修正が必要であり、鼻の組織と軟骨が癒着してしまう状態になるため、かなり高度な治療をする必要があります。軟骨の吸収が起こることは、稀ですが、リスクを知ってから治療をする必要があります。
鼻先の圧迫が生じることもある
耳介軟骨移植の治療を行うと、鼻先の圧迫が生じることがあります。鼻に軟骨を入れることによって、鼻の形を変えていくような治療法になっているため、もともとあった鼻の組織を圧迫していくような治療になるため、違和感を感じてしまうことがあります。しっかりと会った形の骨を鼻に入れていくことによって、圧迫などの違和感を軽減していくことが可能であるため、治療を多数している医師に治療してもらうことをおすすめします。
修正手術はできる?いつのタイミング?
耳介軟骨移植は鼻翼軟骨をカットしないので、手術した後に修正が可能です。術後、時期によって修正のタイミングがいくつかあります。
まず最初は手術の直後です。耳介軟骨移植は鼻の形を変えるために行ないますから術後鏡を見て自分が思っていたのと少しイメージが違うということで来院する人もいます。
しかし耳介軟骨移植をしてから腫れや出血が完全に治まるまで一週間前後と言われていますので正式な様子がわかるまでにはその頃まで待たなくてはなりませんし、術後あまり早く患部を触っては衛生上もよくありません。なのでもし修正するにしても一週間は待った後になります。なおこの場合は、移植と一連のものとみなされ料金も初めのものの中に含まれる場合があります。
その点は事前に確かめるようにします。
しっかりと患部が落ち着くまでが三か月ぐらいです。ここまできますと衛生上の心配もなくなりますから、やはり少し形を直したいという場合はこの時期に再手術を行なうことがよいです。
平均的には1年経ってから再手術を判断する
形のことではなく、耳介軟骨移植で軟骨がうまく身体になじんでしまっているかどうかを見るには一年ぐらい経ってからになるのですが、その時にも修正の機会があります。これは本人が外見上どういう希望があるかではなく、あくまで医学上の修正です。この時に鼻の機能の面などに特に問題がなければ、医療機関としてはそれ以上必要はありません。
なお、移植したのが軟骨でしかも自分の組織ですから、何年か経つうちに体内に吸収されていくわけですが、そうすると外見上鼻の形にアンバランスが起きるというリスクがあります。
これは、手術に問題があったわけでもなく自然現象ですし、耳介軟骨移植に用いる軟骨は曲線ですから真正面から見てそもそも完全な対称にはなりにくいのです。これは他人が気がつくようなはっきりしたものでは実際ないのですが、本人の希望によって対応していきます。
この相談所では術後の修正についても詳しい名医を紹介できますのでお気軽にお問合せください。
医師の技術力を確認しよう
手術が始まりますと、耳介軟骨移植はまず耳を切開しそこから軟骨をとらなければなりません。この手術でメスが入るのは鼻と耳で、どちらも目立たない位置の陰の部分が切開されるとはいえ、この傷跡もきれいなことが不可欠です。
また、鼻の中に軟骨を入れるのも、本人の希望を完全にかなえる前提で、かつ鼻の大きさや細さなどを判断しながら最適な作業をしなくてはいけません。
入れる軟骨が少ないと尖ってしまいますし、多すぎると鼻がどんとしてしまい、かえって団子っ鼻になってしまいます。軟骨の配置場所や量に細心の注意が必要で、これがうまいのが耳介軟骨移植の名医の条件と言えます。
鼻先の下方にうまく配置すれば鼻先が長くなりますが、その加減によって鼻の穴がうまく隠れたりする効果につながるのですから、医師の力がとても重要になってきます。
術後月日が経しますと、軟骨というのは癒着したり吸収したりして最初とズレが出たりする可能性があるのですが、そういう場合、あるいは患者から少し修正したい、削りたいといった希望があった時にも、名医ならそれにも対応ができます。当相談所では耳介軟骨移植の名医を紹介していますので、お気軽にご連絡ください。
腕の良い先生に相談しよう
しばらく経ってから、やはり少し形を変えたいとか、二年ほどして白く透けてきたということも考えられます。
原因としては、手術自体にはまったく問題がないケースから、手術の際に軟骨の量が多過ぎたり固定する場所が良くなかった等の失敗だった可能性まで、いろいろと考えられますが、これには患部を削って対応することが行なわれています。しかしこの時点ではすでに自分の鼻と癒着してしまっていますから、まったく手術前の状態になるわけではなりません。
また、そもそも耳介軟骨移植の場合は使われるのが自分の軟骨ですから、術後体内で吸収されていきます。そうしますとそれによって曲がりや左右非対称などが後に現われる可能性がありますから、その事も考えておく必要があります。
耳介軟骨移植は自分の耳から軟骨をとるのですし、いったん鼻の中に入れた軟骨は一体となっていきますから、失敗があった時には、たとえ除去や削りが可能だとしても身体がまったく元になるわけではなく、リセットできるわけではありません。
耳介軟骨移植は、鼻先をスマートに整えることが可能な治療法です。自分の骨を使うため、アレルギー症状などの心配をする必要がなく、安心して治療ができるため、人気があります。
しかし、採取した骨の形などによって、満足できない鼻に仕上がってしまうことがあるため、治療に定評がある、名医を探して治療をしてもらうことをおすすめします。いろいろな口コミを見て、医師の評価を知ることが大切であり、調べるとよいです。
ですから、名医のもとで手術を受けなければなりませんが、当相談所では経験豊富な名医を紹介することができます。まずはお気軽にお問合せください。