人工乳腺バッグは、血腫ができたりバストが硬くなる、形がいびつになってしまうカプセル拘縮などがあります。
そのため、人工乳腺バッグ手術をする際にはリスクを理解しておくことが大切です。知らないと怖すぎるバッグの豊胸のリスクとは?
リスク原因
豊胸バッグ抜去・入れ替えの手術においては、リスクがつき物です。
豊胸バッグの挿入時よりも、難易度の高い手術となるので、医師の技術力の高さも必要となります。
豊胸バッグ抜去・入れ替え手術において、リスクとして考えられるものの一つが、希望する仕上がりの状態にならなかったというものです。
これには、色々な原因が考えられます。
まずはカウンセリング不足です。
豊胸手術を行う際には、必ず医師とのカウンセリングが行われます。
これは豊胸バッグ抜去・入れ替えの際にも同じです。
このときに、現状の不満に思っている点や、理想としているバストの形やさわり心地などを細かく話し合います。
このカウンセリングを元に、どのような素材をどの程度挿入したらよいのかなどの提案が医師からされます。
カウンセリングが短かったり適当な話をして終わりにするような医師は、きちんとした手術を行ってくれない可能性も高いので注意しましょう。
また、医師の技術力が不足していることも考えられます。
抜去手術の場合には、古い豊胸バッグのほかにも石灰化してしまっている部分や、カプセル拘縮の起こっている部分の切り取りも必要となります。
この部位の見落としや、取り残しがあると、仕上がりの美しさに差が出たり、触った時にしこりのような違和感が残ります。
これらのことを回避するためにも、信頼できる医師を探すことが大切です。
また豊胸バッグ抜去・入れ替えは、切開手術となるのでダウンタイムが必ず必要となります。
古い豊胸バッグの抜去と同時に新しい豊胸バッグを入れた場合には、バッグが定着するまでバストを締め付けたりぶつけたりしないように十分に注意しましょう。
またダウンタイム中は出来るだけ安静にして、傷口が落ち着くのを待ちましょう。
人工乳腺バッグのリスクにはどんなものがある?
人工乳腺バッグ法とは、豊胸バッグと呼ばれる人工乳腺バッグを、乳腺下や大胸筋下に挿入していく豊胸手術で、豊胸手術の中でも人気の方法です。ただ、合併症として、血腫ができるリスクもあります。
毒性化バッグに注意
CMCバッグの豊胸ですがCMCバッグの豊胸にはリスクがあり、バッグが体内に挿入後に破れた場合、内容物が体内に出てくるだけでなく毒性化するという危険性が指摘されています。
CMCバッグとは豊胸に用いるバッグでカルボキシルメチルセルロースという物質と生理食塩水をバランスよく混合したバッグを胸に入れること胸を大きくする豊胸手術の1つです。CMCバッグの豊胸はシリコンバッグよりも手触りが柔らかく、より自然に近い感触に仕上がるのが特徴で、仕上がり・手触りが一番のメリットと言われています。ですが、その反面、健康面で体内に及ぼす影響について安全性が確保されておらず、リスクがとても高いとされている方法でもあります。
CMCバッグは内容物が液状ジェルのためシリコンバッグとは異なり破けてしまうと内容物がどんどん体内に漏れだすリスクがあります。内容物は医薬品や食品などに多く利用されている成分が使用されているため、体内に漏れ出ても安全であると当初は言われていました。しかし、その後、生体内で毒性化するという危険性が指摘されました。そのため、現在ではCMCバッグの豊胸に関してフランスやイギリスではこの手術方法が認められておらずアメリカのFDAでも未認可となっています。
また、日本でもリスクが高い事からCMCジェルバッグは使用自粛勧告の対象となっています。それだけではなく現在ではCMCジェルバッグについての注意喚起がなされるようになり、美容外科クリニックでは何年も前にCMCバッグの豊胸をした人はバッグの抜去を勧めているほどです。
また、効果が半永久的に続くと言われていますが万が一バッグが破けてしまった場合は毒性がある上にバストの大きさはCMCバッグを挿入する前の元の大きさに戻ってしまいます。そのため、CMCバッグの豊胸を希望する際にはメリットだけではなく必ずデメリットとその危険性をきちんと理解した上で手術を検討する必要があります。
カプセル拘縮(被膜)とは
知らないと怖い、人工乳腺バッグの失敗例「カプセル拘縮(被膜)」とは?
人工乳腺バッグには、生理食塩水やコヒーシブシリコンなど多くの材料が選択できます。体にとって異物である豊胸バッグを挿入することで、外へ押し出せない代わりに、膜を作って防御しようとするカプセル拘縮が起こる可能性もあります。
カプセル拘縮は、バストが硬くなってしまったり、形が変形してしまうため、修正手術が必要となってしまいます。
人工乳腺バッグによる豊胸手術には、乳腺下法と大胸筋下法などの方法があります。
乳腺下法は、乳腺の下にバッグを挿入するため、浅い部分にバッグが入っている状態になります。
大胸筋下法は、大胸筋の下にバッグを入れるため、深い部分にバッグが入っている状態になります。バストがほとんどない人や、理想のバストを手に入れたいという人にはおすすめの方法です。
豊胸バッグの入ったバストは、触っても自然になるといいますが、中にはカプセル拘縮が起こるリスクもあります。
生理食塩水バッグは、注入用のバルブがあり、漏れが起こることがあります。また、バッグの寿命がほかのバッグと比較すると、10~15年ほどで、特にカプセル拘縮が起こりやすいといえます。
人工乳腺バッグによる豊胸手術を受けた後、シリコンバッグを包むように、体が薄い膜を作ります。この被膜が縮んでくると、バッグを締め付けて変形したり、硬くなることがあります。
これをカプセル拘縮(被膜)と呼び、除去する再手術が必要となってきます。
カプセル拘縮は、手術後すぐにおきるのではなく、時間がたってから症状が表れ、カプセル拘縮かどうかを正確に判断するには、術後1年間は経過観察が必要となります。
人工乳腺バッグによるリップリング
理想の胸を手に入れるための豊胸手術ですが、リップリングになったらどうしようと不安から手術をためらっている人も少なくないはずです。
リップリングとは、豊胸手術で挿入したシリコンが、見た目に波打った状態になることで、手術直後には異常がなくても、数ヶ月後に症状が表れることがあります。特に、痩せている人は、スペースが小さすぎてしまい、バッグが中にしっかりと収まりきらずに、縁がよれてしまうことで起こります。
人工物のため、バレる・不自然になることもある
シリコンバッグによる豊胸手術は、人によっては思わぬ後遺症をもたらすことがあります。
現代では、バッグの内容物の種類も増え、生理食塩水やシリコンジェル、コヒーシブシリコンなどが使用されています。
人工乳腺バッグによる豊胸手術は、他の方法と比べると、確実にバストアップがはかれますが、デメリットとして痛みが強く、人工物によるボリュームアップのため、バレる・不自然といったデメリットもあります。
クリニック選び
失敗を防ぐためには、クリニック選びが大切です。
中には、安全とうたって他国では非公認のバッグを使用しているクリニックもあり、トラブルの原因となるケースもあります。自然なバストに仕上げるためには、一人一人の骨格や肉付きを詳しく診断し、挿入位置を選択することが重要になりますから、経験豊富で信頼できる医師やクリニックを選択することが大切です。
失敗のリスクを低くするには名医を選択すること
カプセル拘縮がおきてしまった場合には、シリコンバッグを取り出すしかありませんし、シリコンバッグが破損するという可能性もあります。
現在使用されているシリコンバッグは、耐久性が高く、破損の心配はほとんどありませんが、手術後数年が経過してから痛みや赤みがある場合には、放置せずに担当医の診断を受けるようにしましょう。
このような失敗を防ぐためには、事前のカウンセリングをしっかりと行う、名医を選ぶことが重要です。
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