感染症や神経損傷のリスク
あごの短縮手術は、あごの長い人やしゃくれている、または割れた顎でお悩みの方に適している手術です。具体的な方法は、口の中を切開し、骨の中間部分を水平、もしくは左右に切除して顎の長さを短縮させます。切除した相手には医療用のプレートで固定します。口の中から行う手術なので傷跡が皮膚表面からは見えません。
この手術は、数日間の入院が必要になるので術後のダウンタイムもあわせた治療計画をたてる必要があります。ダウンタイムとは、傷が治るまでの回復期間の事を指します。個人差がありますが、術後から1週間くらいまでは痛みが伴うことが多く、人によっては数ヶ月続く場合もあります。次に多い症状が腫れです。およそ2週間程度続きますが、その間に内出血も伴うケースもあります。内出血や腫れ自体は人体に悪影響はさほどありませんが、感染症だけは気を付けなくてはなりません。場合によっては神経を傷つけたり再度手術が必要になる事もあります。
術後のケアの注意点
クリニックによって異なりますが、抜糸の必要のある糸を用いる場合もありますので、その場合には2週間ほど経過したあたりで抜糸を行います。日常生活において気を付けるポイントはいくつかあります。まずは食事面です。術後から1週間から2週間は、口を開けるだけでも痛い人が大半なので、あまり硬いものや大きなものを食べることは避けましょう。
またスパイスや熱いものなどの刺激物は控えましょう。口の中を切っているので、痛みが強くでやすいです。洗顔や入浴は手術翌日から可能ですが、あまり顔を強くこするようなことは控えます。また、2週間くらいまでは湯船につかることは望ましくありません。血行が良くなりすぎて痛みが強く出る可能性があります。
リスクを低下させるためにも、名医を選びましょう。
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