別名「上顎分節骨切り法」
上顎セットバックは、別名「上顎分節骨切り法」と呼ばれ、上顎を骨ごと後ろにずらして行う輪郭整形術です。上顎部分が出っ張っている方や出っ歯でお悩みの方に適している方法です。顎への治療法のひとつに、歯医者で行うような歯列矯正があります。しかしこの方法では数年単位という年月がかかるだけでなく、顎が変化していくにしたがって、矯正具も作り変えていかなくてはならないため定期的な通院が必要になります。その点、上顎セットバックなら1度手術を受ければ効果は半永久的ですし、手術が完了すれば問題は改善されます。
この手術は、全身麻酔を用いて行うので患者への身体的負担は軽くありません。また麻酔の相性や吐き気や悪寒などの副作用のリスクもあるため手術を受ける場合は慎重に検討しましょう。
ダウンタイム、入院など
この手術のダウンタイムは、1ヶ月程度といわれていますが個人差があるため一概にはいえません。特に手術直後から1週間までの間は傷口が痛んだり炎症や化膿しやすい時期でもあるため、注意が必要です。大抵のクリニックでは痛み止めや抗炎症剤などが処方されることが多いです。人によっては内出血がひどくなってしまう場合がありますのですが、内出血自体はそのままにしておくだけで自然と消えます。普段の生活ではメイクで十分隠せますが、気になる場合は温めたタオルなどを患部に優しく当てることで治りが早まります。
なお、治療の程度やクリニックによっても違いますが、入院が必要の場合と当日退院が可能なところがありますので、事前に確認しましょう。上顎セットバックは、大掛かりな手術になるため腕の良い医師に施術してもらうことがトラブルや失敗を回避するポイントとなります。費用だけでなく、総合的に判断をして手術を検討しましょう。
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