手術の特徴
下顎セットバックの手順ですが、まず第1小臼歯と呼ばれる4番目の歯を、上下左右、計4本抜歯します。歯を抜いた分スペースができますので、前歯と歯茎の骨、下顎を全て後方に移動させます。上顎と前歯の傾きや、歯の見え具合などを調節しながら行うため、高度の技術を必要とします。この時、顔の構造上、多くの人がオトガイが上顎より出てしまいます。
そのため、同時にオトガイ骨切りも行われます。また、口角の形が変化してしまうため、失敗すると皮膚が余ってしまい、ほうれい線が深く現れたりすることがあります。逆に皮膚が足りず、口を大きく開けることができなくなるケースもあります。骨の移動位置に関しては、技術度の高いクリニックを選ぶ必要があります。骨の移動の位置が決定したなら、骨をチタン製プレートで固定し、さらに3番と5番の歯をワイヤーで縛り、骨をしっかり固定します。手術は全身麻酔で行われます。ダウンタイムは約2週間から3週間です。その間、必要に応じて口の中に血がたまらないようにドレーンを施すこともあります。
失敗例
失敗例としては、下顎の移動時に鼻の中心線と顎の中心がずれてしまうというケースがあります。また、見た目は成功していても、上下の歯が微妙にかみ合わないという場合もあります。さらに執刀医の技術不足で、神経を傷つけてしまった場合は、後遺症として顎周辺にしびれや神経麻痺が残ることもあります。
衛生状態の悪いクリニックでは、感染症を発症することもあり、その他、皮膚の血行障害やそれに伴う色素沈着などのリスクも生じます。こうした失敗を避けるためには、事前にクリニックの経歴や医師のこれまでの手術実績などをよく調べる必要があります。
上下顎セットバックの失敗、効果が無いってよくあるの?
「効果が無い」リスク。
口元のコンプレックスを解消しようとして、上下顎セットバックを受けたのにも関わらず、「効果が無い」と感じる方もいるようです。
これは、口元の美容整形に精通していない医師が施術を行った時や、カウンセリングに時間をかけず患者の希望を、しっかり聞いていない医師が施術を行った場合に起こりやすい失敗です。
この美容整形は大掛かりな手術となりますし、費用も高額ですので効果が無いという失敗は避けたい所です。
「たるみ」が出るリスク
口元に自信が無いという方も、多いのではないでしょうか。
このような方におすすめなのが、上下顎セットバックという美容整形です。
この美容整形では上顎と下顎の矯正を行ったり、骨を切開する事で美しい口元を作る施術を行います。
口元のコンプレックスを解消できる美容整形ですが、中には「たるみ」が出てしまうケースもあるので、この点は考慮しましょう。口元を整えた事で、口周りの皮膚がたるんでしまう症状が、起こりやすくなるようです。
「オトガイ神経の麻痺」
上下顎セッとバックで怖いのが、「オトガイ神経の麻痺」が出てしまう事です。
下顎部分には大きなオトガイ神経という神経があります。
骨を切開して口元を整えた場合、オトガイ神経を間違って傷つけてしまい、顔面に麻痺が出てしまうケースがあるのです。
完全にオトガイ神経が切断されてしまうと、感覚は失われてしまいます。
少しダメージを負っただけでも、しびれが残ってしまうので、施術は慎重に行いましょう。
名医を探す事がおすすめ
上下顎セットバックは成功すれば、口元の印象を大きく変えられます。
逆に失敗してしまうと神経麻痺を起こしたり、効果が無い、皮膚がたるむなどの症状が起こります。
このようなリスクを軽減して、少しでも安心して施術を受けるには、名医と言われる医師がいるクリニックを、探す事がおすすめです。
当相談所では口元の美容整形に精通している、おすすめの名医・美容外科クリニックをご紹介していますので、ご気軽にご相談ください。
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