眼瞼下垂、つまり瞼が加齢や体質などにより下に垂れ下がり、瞼が黒目にかかってしまいはれぼったく見えたり、生気なく見えてしまう目の状態から改善させる手術はいくつか方法があります。
挙筋短縮法、挙筋前転法、筋膜移植などがそれにあたりますが、目力アップクイック法もその一つです。
このうち目力アップクイック法は切開を伴わず、二重まぶた形成の埋没法のような糸による治療法です。
目力アップ埋没法など、クリニックによってその名称は異なります。
目の開きが良くなることにより視野が広くなる
具体的に目力アップクイック法とは、上瞼の内側に糸を通し、目を開閉する筋肉を手繰り寄せて短縮させることにより目の開きを大きくするものです。
処置を行う際は、上瞼をひっくり返して行うことになります。
このような作業が成されることにより、たるんでいた上瞼が持ち上げられ、スッキリとした目元になり、文字通り目力がアップします。
また、目の開きが良くなることにより視野が広くなると共に、頭痛や肩こりが和らぐというメリットがあります。
ダウンタイムについて
目力アップクイック法のダウンタイムは個人差が大きくありますが、3日~2週間ほどで、腫れやむくみが上瞼を中心に表れます。
ダウンタイム中に痛みを伴うことがありますが、クリニックから鎮痛剤が処方されると共に、冷えたタオルなどでアイシングを行うと効果的です。
また、手術中に機器があたるなどの原因で毛細血管が傷つくと内出血が生じます。目力アップクイック法の手術の場合は上瞼から目の周りにかけて紫色に広がることがありますが、1~2週間ほどで色味は消えていきます。
また、白目部分に内出血が表れることもありますが、こちらも1~2週間ほどで自然治癒します。
目力アップクイック法は切開を伴わないためプチ整形というカテゴライズをされることもありますが、実際の処置としては高い技術を要します。
そのため、信頼できるクリニックで十分説明とカウンセリングを受けた上で手術を受けることが大切となります。
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