日本人に多い鼻の悩みに、鼻の穴が目立つブタ鼻や、鼻先が丸い団子鼻があります。
これは、左右の鼻の穴の間にある鼻中隔という部分の長さが短かったり、もともと支えることができるほどの強度がないことが原因で起こると考えられます。
これを改善する整形術に、鼻中隔延長・鼻尖形成と呼ばれるベストリノプラスティーがあります。
ベストリノプラスティーでは、8本から12本くらいの糸を鼻中隔に入れて、強度を高くし、鼻を高くします。
糸を入れた皮膚の周辺では、コラーゲン生成が促され、いわばリフトアップのような効果をもたらします。
手術はメスを使わないので、傷になるのは、糸を挿入する際にできた小さな傷くらいです。
そして、ダウンタイムも2、3日と短く、手術をした直後から効果を実感できるのがメリットです。
しかしながら、ベストリノプラスティには持続性がないというデメリットがあります。
その効果は約半年と言われています。
また、ベストリノプラスティーの名医は少ないので、クリニックを選ぶのも容易ではないというデメリットもあります。
失敗のリスクを低く抑えるには
糸を挿入するだけで、団子鼻やブタ鼻という鼻の悩みを解消するベストリノプラスティーは、手術後すぐに効果を感じることができるのが魅力的な整形手術です。
ですが、溶ける性質を持つ糸が使われるため、長期的な持続効果は期待できないとうデメリットがあります。
そのため、効果持続のためには手術を繰り返す必要があり、費用がかかります。
そして、感染のリスクもあるため、衛生管理が徹底したクリニックを選ぶことも大切です。
また、ベストリノプラスティーに精通した医師は多くはなく、症例数が少ない未熟な医師に当たった場合、満足できない仕上がりになったり、失敗するリスクが高まることも考えられます。
よくある失敗例には、アンバランスだったり、仕上がりが不自然だったり、鼻が変形してしまうことがあります。
このような状態を修正する時は、切開手術をしなければならず、傷跡が残ることが考えられます。
以上のようなリスクやデメリットを避けるためにも、クリニック選びは大切で、ベストリノプラスティーを開発した医師から直接技術指導を受けた医師がいるかどうかが選ぶ判断材料になるでしょう。
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