シリコン樹脂などの素材からできているプロテーゼは、鼻の美容整形でよく使われています。
鼻の中を切開し、プロテーゼを入れることで、鼻筋が通った高い鼻にすることができるので、顔に立体感が出ます。
鼻の形や高さにコンプレックスを持っている日本人は多いため、プロテーゼを使う隆鼻術は人気があります。
プロテーゼを挿入する以外の鼻の美容整形には、軟骨などの自分の組織を採取して移植する手術もありますが、この方法では修正を行うことができません。
その点、プロテーゼは手術後の仕上がりに満足できなかったり、違和感を感じたら、鼻プロテーゼ抜去の手術を受ければ、修正することができます。
また、鼻プロテーゼ抜去の手術をするその他の理由に、プロテーゼを入れたことによるトラブルがあります。
プロテーゼが飛び出してきたり、痛みがあったり、皮膚の色が変わってきたりなど、手術して数年以内にトラブルが起こる場合があります。
この場合は、すぐに病院に行き、適切な処置を受けたうえで、鼻プロテーゼ抜去の手術を受けなければいけません。
鼻プロテーゼ抜去の失敗原因をグラフ化
鼻プロテーゼ抜去の中で起こり得る失敗を、実際に起きたものをグラフ化することで理解いただきたいと思っています。当相談所で報告された、過去10年弱に渡る資料の結果は下記の通りとなります。
美しく整った顔立ちは、一般的に見てあこがれてしまいます。日本人としては、西洋人が持っているような、自分たちの顔にない特徴についつい憧れ、それを美徳だと思ってしまいます。
一見すると、骨格などは変えることができないように思えてしまいますが、美容整形外科ではこれをいとも簡単に可能にしてしまいます。私たちが、あこがれる容姿の特徴として、高いと鼻があるでしょう。
こうした高い鼻、筋の通った鼻は鼻プロテーゼという施術によって簡単に作ることができます。この施術では鼻の皮膚の内側にシリコン製のプロテーゼという矯正板を挿入し、それによって人為的に鼻の形を変更するというものです。
この施術はあくまで医療行為であり、失敗しない保証はどこにもありません。また、成功してもプロテーゼが自分の鼻のもともとの骨格にフィットしていないと鼻プロテーゼ抜去などによってプロテーゼを挿入しなおす必要が出ます。鼻プロテーゼ抜去はまさに施術の負の側面といえます。
失敗例
鼻プロテーゼに用いられるこの手法は、あごなどラインが重視される部位で効果的に利用されています。そうした他の部位であってもプロテーゼ抜去は起きます。
プロテーゼは骨と密着はしますが、定着しているわけではありませんので、使用しているうちに徐々にずれていってしまいます。
実際、この問題は鼻プロテーゼ抜去の一番多い理由といえます。この問題は施術を最初に受ける段階で、プロテーゼの成形がうまくいっていいない場合が多く、自分の鼻にあっていないためずれていってしまいます。
なので、施術を受ける前の病院、クリニックの選択の段階ですでに失敗しているといえます。失敗しない確率はゼロにはなりませんが、鼻プロテーゼ抜去を受けないで済むためにはプロテーゼの成形の段階から病院を選ばなければなりません。
また、この鼻プロテーゼ抜去の施術は失敗すると、顔に手術根が残ってしまったりなどの多くのデメリットがあるので注意すべきポイントであるといえます。
鼻プロテーゼ抜去に失敗して軟骨の変形が!
鼻プロテーゼ抜去は、軟骨の変形が起こることがあります。プロテーゼと鼻の組織が癒着することがあるため、無理やりプロテーゼと組織をはがす際に軟骨が変形してしまう危険性もあるため、リスクを考えた治療を実施することが重要になっています。
そのため、上手に癒着してしまった状態のプロテーゼをはがせるような医師を探すことが大切になっていて、治療後に異常が見られないことが多いクリニックを探すとよいです。
傷跡が目立つようなこともある
鼻プロテーゼ抜去は、傷跡が残ってしまうリスクがある治療法になっています。鼻柱を切開するか、鼻の穴の中からプロテーゼ抜去をすることが多くなっているため、傷跡が目がってしまうことが多くなっているため、注意する必要があります。
傷跡を目立たないように、切開する場所を工夫してくれる医師や縫合の技術がとても上手な医師などの情報を集めてから治療をしてもらうことが重要になっているため、調べることが大切です。
感染症が起きる可能性もある
鼻プロテーゼ抜去を行うと、感染症を引き起こすリスクもあります。メスで鼻を切開して治療を行う必要があり、切開した後を丁寧に縫合したとしても、さまざまな菌が入りやすい応対になるため、しっかりとしたケアを行える環境で治療を行う必要があります。
治療後のいろいろなケア内容をクリニックの医師などに質問することが大切になっていて、メールなどで気軽に質問に応じてくれるところもあるため、いろいろなところを探す必要があります。
トラブルなく修正したいときは?
鼻プロテーゼ抜去の手術は、鼻に入れているプロテーゼを取り出す手術で、仕上がりが気に入らないから修正したいという場合の他、プロテーゼを挿入したことで何らかのトラブルが起こった場合にされます。
トラブルがなく修正したい場合は、希望する鼻の形や高さになるようにプロテーゼを新たに入れ替えることが可能ですが、皮膚が薄くなったり、プロテーゼが見えているような状態になっていると、治療をした後に鼻プロテーゼ抜去の手術をします。
鼻プロテーゼ抜去の手術は、比較的簡単なものですが、手術を受けてから年数が経過しているほど、抜去が困難になり、術後の腫れも大きくなります。
そして、I型よりもL型のプロテーゼの方が抜去に時間がかかることが多い傾向があります。
また、皮膚が薄くなっている場合は、傷つけないように慎重に行わなければいけません。
以上の点から、鼻プロテーゼ抜去および修正の手術は、カウンセリングとアフターケアがしっかりとしていて、数多くの症例数を持っているクリニックにお願いすることが大切です。
上手な医師・クリニックの特徴
鼻プロテーゼでダメな医師の特徴として鼻プロテーゼを正しい位置に入れない点です。
基本的にちゃんとした医師であれば正しく入れることができるので鼻プロテーゼが動く結果になってしまった場合医師の腕が未熟で知識も劣るということになります。
また上手な医師の特徴は他のクリニックで行った鼻プロテーゼの修正として鼻プロテーゼ抜去や処理などをきちんとできる点です。
これはどのような手術で行ったかを見極めるスキルと鼻プロテーゼ抜去でどう修正するかといった判断力が問われるので医師の腕の見せ所だからです。
また鼻プロテーゼが患者個人個人に合った方法を提案し理解と納得できる説明をする能力も手術後に患者が思っていたイメージと違うといったトラブルを回避する点で重要なポイントです。
また説明にあたってもメリットだけではなくデメリットもあげる誠実さは必要性がある点です。
鼻プロテーゼ抜去の技術力では鼻プロテーゼの入れ替えやヒアルロン酸の注入などの修正の場合は難易度が上がるのでこれらを成功させるスキルを持っているならば上手な医師であるという証明にもつがなります。
鼻中隔延長術や鼻尖形成術も行う場合はさらに難易度が上がるので本当に上手な医師でないといけません。
よい医師を探すことがおすすめ
鼻プロテーゼ抜去は、プロテーゼを鼻に入れた状態でのさまざまなトラブルを解消することができる治療法になっています。この治療法は、鼻を切開していくような治療方法になっているため、治療によるいろいろなリスクもあるため、注意する必要があります。
切開の仕方などによって、満足できない結果になりうる治療法になっているので、さまざまな口コミなどを参考にして、よい治療ができる環境を見つけることをおすすめします。
「上手いクリニック」「おすすめの病院」の紹介はこちらから
鼻プロテーゼ抜去だけでなく美容形成などで基本として求められるのは明確な料金体制とメリットデメリットもしっかり説明できる点が挙げられます。
さらに名医がいて指名ができる点も重要なポイントです。逆にこれらができないクリニックは悪質で能力が劣ると言えます。もし選択して手術したとしても鼻プロテーゼ抜去が失敗してトラブルが発生する可能性が高い点があり危険性が高いので避けるべき目安となります。
おすすめのクリニックとしては基本的技術力やカウンセリングの能力だけでなくアフターケアがしっかりしているところが重要です。
鼻プロテーゼ抜去の修正などの対応もちゃんと行うところならば信頼性から行ってもおすすめのクリニックと言えます。
よそのクリニックによる鼻プロテーゼのミスを受け入れるだけでなくちゃんとしたスキルで鼻プロテーゼ抜去や修正を行うところもそのクリニックや医師自体が良心的でベストである目安となりおすすめのクリニックであることにつながっています。
また患者の意思と実際の出来をうまくやりとりできる能力も求められる点です。
患者の要望を安請け合いするところの場合、患者の知識の無さを考慮していない可能性が高く手術の結果が悪くなるケースになり得るからです。
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