咬筋萎縮(TCR)の手術とデメリットなどの概要
咬筋萎縮(TCR)とは、エラ部分の筋肉を小さくすることで正面から見た顔の印象を細くさせることのできる美容整形手術です。この手術は、エラ部分が張っている方や、ほっそりとした顔立ちになりたい方、きつい印象の顔をやわらかくしたいといったご要望をお持ちの方に選ばれている方法です。なお、この方法は筋肉にのみアプローチをするので、エラ部分の骨が張っている方には効果の得られない方法となりますので、自分にどんな手術が適しているのかは、医師と相談の上決めましょう。
手術の概要は、口の中から行っていきます。そのため、皮膚の外側からは傷跡が見えませんので、女性でも安心して受ける事が可能です。奥歯の粘膜付近を数ミリ切開して、筋肉を少しだけ露出させます。そしてその穴に細い金属製の棒を咬筋にさしこんで電流を流します。電流を流すことによって、筋肉を焼いて萎縮させます。そして口の中を縫合して終了です。この手術は30分ほどで終わり、効果は半永久的です。
しかし、リスクやデメリットがいくつか存在します。まず代表的な失敗例には、萎縮させすぎた事によって頬がこけてしまった・あまりエラ部分が減っていない・左右差が生じているといった仕上がりに関する不満です。また、噛む力が弱くなってしまった・口が開けにくくなってしまった・表情が作りにくくなったといったトラブルなどもあります。これらは、腕の良くないドクターによるものがほとんどです。
料金・価格の相場
咬筋萎縮の料金相場は50万円前後ですが、クリニックや施術する細かい内容によって異なりますので、あくまでも目安として考えておく程度にしましょう。また、料金だけで選択するのではなく、クリニックの様子やアフターケアが充実しているかなど総合的にみて選ぶことが大切です。
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