わし鼻修正に用いられる手術には、シリコンプロテーゼ挿入による隆鼻術、鼻中隔延長、ハンプ切除などがあります。
ハンプ(hump)というのは突き出ている鼻の骨の部分で、ノミやヤスリを使ってハンプを削ることで鼻の付け根から鼻先にかけてのラインを真っ直ぐに修正します。
ただ、日本人は鼻が低い人が多いので、ハンプ切除だけだと平坦な顔になり失敗してしまうことがあります。なので、わし鼻修正は他の隆鼻術や鼻尖形成術、鼻中隔延長術などと組み合わせて、顔全体のバランスを考えて整えていく必要があります。
顔全体のバランスに合わせる医師のセンスが成否を決める、と言っても過言ではありません。下手に切除だけされてしまうと、不要な手術を受ける回数が増えてしまうこともあるので慎重に医師を選ぶ必要があります。
たくさんの手術を勧めてくるようなクリニックは、良いクリニックとは言えません。最低限の手術で整える努力をしているかどうかを見極めることが必要です。
リスクについてしっかり知っておこう
わし鼻修正手術の失敗例としては、骨を削りすぎて鼻が平らになりすぎたり、凸凹になってしまったり、ハンプが残ってしまった、などということが挙げられます。
残っている場合には再手術してハンプを削れば良いですが、削りすぎてしまった場合にはプロテーゼ挿入などで形を整えていく必要があります。
執刀医の腕が悪いと凸凹になってしまったり、縫合が不適切で傷跡が大きく目立ってしまう可能性もあります。
わし鼻修正の失敗は、かなり印象を変えてしまう可能性が高いので怖いです。
個人差はありますが術後3〜4日は強い腫れが続きますし、手術に失敗して感染症などを起こせばさらにダウンタイムが長引いてしまうリスクもあります。
成功すれば半永久的に整った鼻を手に入れることができますが、リスクも承知の上で整形するかどうかを検討する必要があります。
自分だけで判断できない場合には、美容整形の相談所などの機関に問い合わせて、不安や疑問をなくしておきましょう。
わし鼻修正の失敗で鼻が細すぎる状態に
わし鼻修正手術には、他の鼻の美容整形手術を組み合わせて行うケースも多くあります。
特に元の形が重症の場合には、ハンプ切除やプロテーゼの挿入だけでは症状の改善が見られなかったり、不自然になってしまう可能性があります。
鼻筋の修正の他に、鼻骨骨切りなどを組み合わせて行う必要がありますが、バランスを考えないと鼻が細すぎるというトラブルが起きてしまうので、カウンセリング時に注意したほうが良いでしょう。
ハンプが切除できていない・効果が無い
わし鼻とは、横から見た時に鼻筋が出っ張っていて鼻先が下向きになっている状態の鼻です。
魔女鼻とも呼ばれる形で、冷たい印象やきつい印象を与えてしまいがちです。
このわし鼻修正手術には様々な方法がありますが、リスクもあります。
その中でも、「ハンプが切除できていない・効果が無い」というのが代表的です。
ハンプの切除がしきれていないせいで、仕上がりの変化を感じることができないというケースもあります。
手術後の傷跡が目立つ
最も多いトラブルとしては「手術後の傷跡が目立つ」という点です。
これはどの部位の美容整形手術においても起こりうるトラブルの一つですが、鼻の美容整形手術の場合、顔の中央にある部位なので傷跡が目立ってしまうというリスクもあります。
これは医師の技術力不足が最も大きな原因であると言えます。
傷跡は残ってしまうと、それを消すことは困難になります。
手術が失敗しないように、医師選びは慎重に行いましょう。
医師の選び方のおすすめ
美容整形手術を行う美容外科クリニックは、大手クリニックから個人経営のような小規模のクリニックまで多くのクリニックがあります。
その中から自分に合った医師の選び方のおすすめの方法は、得意分野をチェックすることです。
医師によって得意分野は異なります。
目や鼻、アンチエイジングなど様々な分野に特化した医師がいるので、自分の希望している手術内容が得意としている医師を選ぶことが、トラブルを回避するコツでもあります。
コメントを残す