目の横幅を大きくしたい、目と目が離れているのでバランスを良くしたい、あるいは二重を平行にしたいというときに行うのが目頭切開術です。目のバランスがよくなり、またくっきりとした大きな目にさせたり、目つきを優しくすることができます。この目頭切開術には、W型切開や三日月型切開、ミニZ法(目頭切開)などいくつかの方法がありますが、その中で最も切開線が短く、傷も目立ちにくく、自然な仕上がりが可能なのがミニZ法(目頭切開)と呼ばれる方法です。
ミニZ法(目頭切開)とは?
ミニZ法(目頭切開)は、目頭をZ型に切開して目の幅を広げていきますが、その際にW型切開のように、蒙古ひだの皮膚を切除してしまうのではなく、立体的にずらして皮膚を入れ替えるところに特徴があります。実際にひだを切開してしまうほど余分な皮膚があるわけではないので、理にかなった方法と言えます。そして切開線が他の方法と比べて最短で済むことや、縫合部位での張力が小さいので傷跡が目立ちにくく、後戻りがまったくないのも大きな魅力です。
ミニZ法(目頭切開)には、切開線の長さや方向など患者ごとにデザインする必要があり、Imre法、Mustarde法、Stallard法、内田法など様々なデザインがあります。施術時間は約1時間程度で、腫れや痛みはそれほどありません。ダウンタイムは3日~5日、5日目に抜糸したあと、患部を肌色テープなどで固定します。傷が完全に目立たなくなるまでには3か月^6か月程度の期間を要しますが、皮膚を切り取ってしまう方法と比べると、張力がかからないので、はるかに傷は目立たず自然な仕上がりになります。
ミニZ法(目頭切開)の注意点
注意点としては、ミニZ法(目頭切開)によって目と目の間が短くなりますので、もともと目と目の間が短い、あるいはちょうど良い幅の方が、平行型の二重にしたいからということでミニZ法(目頭切開)を望んでも、断られる場合があることです。その場合は他の方法がありますので、医師とよく相談すると良いでしょう。
コメントを残す