鼻中隔延長術は自分の耳介軟骨や肋軟骨を取って用いることも多いのですが、それだと必要な分には少なすぎたり、軟骨をとる時にそもそも耳や胸を傷つけてしまうことになります。鼻中隔延長術(保存軟骨移植)はそれがない分は安心なのですが、しかし保存されていた軟骨は他の人や動物のものですから、心配になるのが手術した後身体がそれを拒否することです。拒絶反応、アレルギー反応の心配があります。しかし当相談所では様々な名医を紹介しますので、このような点も事前に相談することができます。
また、耳介軟骨移植や肋軟骨移植ですと自分の組織ですから、後で修正したいとしても比較的楽に行なうことができますが、鼻中隔延長術(保存軟骨移植)ですとそもそも修正しにくいというデメリットがありえます。また、自分の組織で手術した場合、まず腫れが引くのが一週間ぐらい、安定するのが三か月から一年ぐらいのあいだに、とされていますが、自分の組織でない場合はその目安とは異なる可能性があります。この点も事前に確かめておくと安全です。
自分の軟骨を使うから安全?デメリットもチェック
手術方法にはオープン法とクローズ法があります。オープン法は正面側から切っていく方法で、通常はこの方法で行なわれ、現在は80%ぐらいとされています。しかしこれですと顔側にメスが入ってしまいますので女性には心配です。これに対して20%はクローズ法といって、見えない位置を切開して鼻中隔延長術(保存軟骨移植)を行なうやり方です。こちらはオープン法よりも難しいですので、数も少ないです。しかし当相談所では経験豊富な医師を紹介できますのでこういった点も安心です。
軟骨というのはそもそも身体に吸収されていき、なじんでいくもので、耳介や肋軟骨のような自分の組織の場合は特に問題がありません。しかし鼻中隔延長術(保存軟骨移植)の場合は違いますから、手術直後の拒絶反応の心配のこととは別に、一年後など月日が経った時にどのように身体と一緒になったりするかわかりにくい面があります。特に鼻の場合は軟骨がなじみながら何か形が変わったりするのではないかという不安が、ないことはありません。このように、起こるかもしれないデメリットについては事前に医師と確認し合うことをお勧めします。
知らないと怖い、保存軟骨移植の鼻中隔延長術の失敗例「変形」
鼻中隔延長術は短い鼻や上を向いた鼻を修正する手術です。施術には本人の軟骨を移植するほかに、他人の肋軟骨を使う場合もあります。保存軟骨移植の鼻中隔延長術は、本人の耳や鼻中隔の軟骨よりも大きな軟骨が使えるので、それだけ大きく修正できるというメリットがあります。しかし大きいだけに変形しやすい点には注意が必要です。十分な強度を保つため、何枚かの軟骨を重ねたり、本人の軟骨と併用する場合もあります。
軟骨の吸収で効果が薄れる
保存軟骨は薬品で処理されているので、感染症やアレルギー反応などの心配はありません。しかし元々人体の一部ですから、時間が経つと徐々に吸収されていく可能性があります。軟骨の吸収が起きると、延長した鼻が元に戻ってしまいます。個人差もあるため、現在のところ何年経てば吸収されるという明確なデータはありません。場合によっては半永久的な効果を得られますが、確実とはいえないことを知っておく必要があります。
鼻先の圧迫を防ぐには
大きな保存軟骨を移植すると、鼻の形も大きく変えられますが、延長しすぎると顔全体のバランスを崩すことになりがちです。また皮膚が突っ張って、鼻先の圧迫を感じる場合もあります。症状が重くなると息が苦しくなったり、鼻づまりになったりすることもあります。このような失敗を防ぐには、あらかじめ鼻のデザインをしっかりと行ない、無理な移植は避けることが大切です。医師の経験と判断力がポイントになります。
名医を探して失敗を防止
保存軟骨移植の鼻中隔延長術には、他にも鼻が曲がってしまったり、左右が不揃いになったりする失敗例があります。失敗でなくても、延長する方向が間違っていると、イメージとは異なる顔になってしまう可能性があります。鼻中隔延長術で後悔しないためには、美的感覚に優れ手術に熟練した名医を選び、施術前に十分な意思疎通を行なうことが欠かせません。おすすめできる美容外科に関しては、お気軽にお問い合わせください。
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