鼻プロテーゼ入れ替えは、まずは前入れたプロテーゼを抜く必要があるので、初回よりもリスクが高くなる可能性があります。
鼻プロテーゼ入れ替えを行うことで、プロテーゼの変形や劣化を防ぐことができるというメリットはありますが、プロテーゼを入れていた期間が長いほど自己組織と癒着している確率が高くなるので、抜くのに手間がかかります。
抜くのが困難だとダウンタイムが長くなってしまう可能性があります。正しく入っていたプロテーゼを抜くだけであれば2〜3日腫れが続いて徐々におさまりますが、癒着している場合にはダウンタイムが長引くこともあるので注意が必要です。
状態によりますが、ギプスで固定する必要が出てくることもあります。
除去のみの場合はまだ良いですが、入れ替えをするとなるとさらにリスクが高くなります。状態によってはヒアルロン酸注射などの注入治療に切り替えたほうが安全性が高い可能性があります。また、ほかの鼻尖形成術などを組み合わせることもあります。
手術の不安を軽減するために
鼻プロテーゼ入れ替えは除去と再挿入が必要になります。
最初は入れるだけの手術だったのが、2回目以降は抜いて入れるという2つの作業が必要になるので、体への負担が大きくなります。
局所麻酔か全身麻酔をかけて行うので、術中に痛みを感じることはありません。麻酔に関しても、リスクはあります。全身麻酔は鎮静、鎮痛、静止の3つの効果があるので有効ですが、体全体を麻痺させるので負担は大きくなります。
心臓が弱い人などは麻酔をかけると危険な状態に陥ることもあるので、その点も気をつけてクリニックを選ぶ必要があります。
鼻プロテーゼ入れ替えは、除去さえ上手くいけばとりあえずは安心です。その後新しく鼻プロテーゼを入れるかどうかは、本人の希望と鼻の状態によって決まります。
なんども入れ替えていると傷跡が目立ってしまったり、鼻の形そのものが変わってしまうこともあるので気をつけましょう。
不安を軽減するには、美容整形の相談所などの機関に相談すると良いです。
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