目頭切開法のリスク

2016/08/01

目頭切開法とは、蒙古ひだと呼ばれる目頭のひだを切開することで、目頭をより見えるよう手術するものです。その効果は、目が大きく見える、目が離れている人は気になりづらくなる、目頭の二重ラインが広がることにより平行二重になりやすくなる、というメリットがあります。
蒙古ひだがあるのは東洋人のみと言われており、欧米などの外国人のようにくっきりした目になれるということで人気の美容医療です。

目頭切開法にはZ法、W法、三日月法、リドレープ法などの術式がありますが、手術ですので全てにリスクがあることを理解しなければなりません。

じっくりカウンセリングを受ける必要がある手術

目頭を切り足りなかった場合は再度目頭切開法を行うことができます。
その場合は、最初の手術から3ヶ月以上期間を開ける必要があります。

傷が気になる場合ですが、一般的に現在多く行われているZ法、W法、リドレープ法では傷の痕は残りづらいと言われています。
しかし、稀ではありますが中には傷跡が残ってしまうこともあり、その場合はレーザー治療によって目立たなくするという方法がとられることになります。
凹凸や色味を薄くすることはできますが、完全に傷跡を消すことは難しいとされています。

目頭切開術は行うことで、目が近く見える、平行二重に近づく、目が大きく見えるということが同時に起こるもので、このうちどれかの効果は要らないという人には適さないものです。
そのことを理解して、じっくりカウンセリングを受ける必要がある手術なのです。

目頭切開法のリスクとは、具体的には、目頭を切り過ぎた、切り足りなかった(効果が見られない)、傷が残り気になるということです。
失敗と言われる多くの場合は、手術を行う医師とのカウンセリング不足や意思の疎通の不具合があったということが大きな原因となることが多いのが特徴です。

目頭切開法により目頭を切り過ぎた場合、目の形に違和感がある、目と目が近くなりすぎる、印象がきつくなる、ということが起こります。
修正する場合は再手術という方法になりますが、目頭切開を行うよりも戻す方がはるかに難しく、熟練の技が必要となりますので注意が必要です。

目頭切開法での失敗例の一つ、「後戻り」について

大きな目元に憧れる人は多いでしょう。
小さな目を大きくしたいときには、目頭を切開する方法がよく使われています。
目頭部分の皮膚を切開して縫い合わせる方法なのですが、リスクも高く後戻りが起こることがあります。
後戻りが起こる原因は、医師の技術不足であるか術式が悪いかのどちらかです。
元に戻ってしまった皮膚を再度手術し直すことはできますが、皮膚を切除している場合は完全に元に戻ることはない場合もあります。

平行二重にならない・末広のまま

目頭切開法の失敗の一つに、平行二重にならない・末広のままになってしまうということがあります。
くっきりとした二重にしたいのなら、目頭部分で二重が隠れてしまわない平行二重にしたいと希望する人が多いのですが、希望通りにならないことがあります。
傷跡が残りやすいのがデメリットです。
必ずしも目頭切開をしなければならないこともありませんので、医師とよく相談をして手術方法を決めるといいでしょう。

目頭切開法による傷跡

目頭を必ず切ることになりますので、どうしても傷跡は残ってしまいます。
だいたいは時間とともに落ちついてくるのですが、中には傷跡が残ってしまって消えない場合があります。
その場合は修正手術を行なうことができるのですが、難しい場合が多いです。
注射やレーザーで治すこともできますが、あまり効果がありません。
このようにならないためにも、腕のいい信頼できる医師に手術をしてもらうことが大切です。