ハイドロキシアパタイトの注入の特徴
おでこにハイドロキシアパタイトを挿入する整形手術は、おでこに丸みを持たせたい方や凸凹としたおでこにお悩みの方、眉骨部分が盛り上がっていてきつい顔の印象を改善したいといった方に選ばれている方法です。
使われる素材である「ハイドロキシアパタイト」とは、歯磨き粉にも含まれている成分で、人体への定着率の良い安定したセラミックです。セラミックなので、丈夫で長持ちすることも特徴です。
手術の方法は、両方の耳の後ろから後頭部を半周切開して、おでこ部分の骨をむき出しにします。後頭部の頭髪内を切開するので、傷跡が目立ちにくいので女性でも安心して受けられます。
手術と修正の難しさ
そして露出させた骨に、希望する高さや形になるようにハイドロキシアパタイトを貼り付けていきます。貼り付けたら10分程度で硬化しますが、この素材は硬化させるときに最も失敗しやすいです。この素材は固まるときに凸凹になりやすい特徴をもつため、ちゃんと固まるまで上から圧力をかけていないと失敗してしまいます。ここの部分に、ドクターの力量が問われます。
この手術は、素材を挿入する方法の他に、ペースト状にさせた素材を骨と皮膚の間に注入する方法があります。この方法は傷跡が小さい分、患者への負担は軽いですが、素材がうまく行き届かない場合や硬化させる際に、骨に貼り付ける場合よりも難しいといった点が挙げられます。
したがって、失敗した場合に修正手術を受けようとしても場合によっては断られることもあります。整形手術は、初回の手術よりも2回目以降の方が難易度が高い傾向にあります。
この手術のダウンタイムは約1ヶ月程度といわれていますが、回復には個人差があります。まず術後から1週間は腫れや痛みがひどい場合がありますが、多くのクリニックでは痛み止めなどの薬が処方されるので、きちんと服用していれば抑えることができます。
コメントを残す