美容整形の名医相談所|失敗 ・修正・リスク
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顎の垂直骨切りのデメリット

オトガイ垂直骨切り術の説明

オトガイ垂直骨切り術は2009年に韓国の美容整形外科医が発表した手術法です。オトガイの骨を中抜きしますが、最大でも5mmくらいしか短縮できません。多く削ってしまうと皮膚がたるんでしまうからです。万が一皮膚が余ってしまったら切除して縫うことになるので、手術跡が残ってしまう可能性があります。

手術のやり方は下唇の裏側の粘膜を切り、オトガイ部の骨をむき出しにし、手術用の電動のこぎりのサジタルソーで骨を中抜きします。そうすると四角くくり抜いた状態になっているので、左右に離れているオトガイ骨片を真ん中に寄せてチタンプレートかワイヤーで固定します。また骨を寄せると両端に段差が生じるので、手術用ドリルで段差を削り、上下の骨片もチタンプレートかワイヤーで固定して終了です。

手術前には全身麻酔をかけ、手術自体は3時間ほどで終わるのが一般的です。ダウンタイムは個人差があり、3日をピークに1週間で治まる方もいれば2週間かかる人もいます。抜糸は10日から14日という場合が多く、痛みは処方の鎮静剤で対処できる方が多いでしょう。

顎の垂直骨切りのデメリット

想定されるデメリット

オトガイを削る量は、オトガイ神経の位置や下顎の幅を考える必要があります。それを考えずに削ると、シャープな顎にしたかったのに逆に顔が丸く、あるいは四角くなってしまうことがあるので、それでは本末転倒です。また、オトガイ神経を傷つけてしまえば神経麻痺という後遺症が残るでしょうし、骨を寄せたときにできた段差の処理が適切でなかった場合は左右非対称のオトガイになってしまいます。

それから骨を削ることで骨の強度に問題が生じる場合もあります。手術前に入念なカウンセリングを行ってくれるクリニックを選びましょう。

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