頬骨削りのリスクまとめ
頬骨削りにかかる施術時間はおよそ2時間から3時間ほどです。効果は半永久的ですが、術後は消毒や効果の観察のために1回か2回は通院が必要です。具体的な方法は、口の中を切開し、上顎の部分や耳の付け根あたりから専用の機械を使って頬骨を直接削るという方法をとります。
したがって、全身麻酔を使い術後も数日間の入院が必須になります。入院期間やその後のダウンタイムなども含めて、手術計画を立てる必要があります。
痛みや腫れ
頬骨削り以外にも、顎やエラ部分などの輪郭を修正する手術は、痛み以外にも様々なリスクがあります。
1つ目は、術後の腫れやむくみ・内出血です。痛みは術後3日間がピークとなり、痛みが引いた後くらいから内出血などが起こりやすくなります。特に腫れは1ヶ月から長い人だと3ヶ月も続いてしまうケースもあります。およそ術後3ヶ月間は痛みがあるため、食事や会話するだけでも痛みを感じる状態が続きます。
顔面麻痺や知覚麻痺
2つ目は、顔面麻痺や知覚麻痺の可能性です。骨を削ると骨の近くを走っている近く神経に傷を付けてしまう可能性が生じます。これはどんなにベテランの医師であっても可能性はあります。頬骨を削る場合には眼窩下神経を傷つける可能性があります。
手術後、そのようなしびれや麻痺を感じることがあってもほとんどの人が半年以内には症状が改善します。
呼吸がしづらい
3つ目は、術後気道周辺が強く腫れてしまうため、呼吸がしづらくなることがあります。中には呼吸困難に陥るケースもあります。このような症状は術後当日や2日目で起こる事がほとんどなので、その場合には医師が適切に処置します。食事面で気を付けることは、スパイスなどの刺激物は控えて口に負担のかけないやわらかいものを食べるようにしましょう。
頬骨削りの失敗例の内のひとつ、「効果が無い」とは?
4つは「効果が無いことがある」です。
さて、一大決心をして頬骨削りを行っても、効果が無いこともあります。そもそも、「頬骨弓」という頬骨の張り出しの原因となっている骨は非常に薄く、数ミリしか削ることはできないのです。欲張って削り過ぎると、顔の変形してしまう恐れがあるため、たくさん削れないのです。
そのため、自分が頬骨削りを行うとどのくらい効果がでるか、シミュレーションをしてみる必要があるでしょう。結果に納得したうえで、手術を受けましょう。
たるみが出る場合がある
5つ目は、たるみです。
頬骨が出ていると、老けて見られたり、顔が大きく見えたりします。そのため、頬骨を削る「頬骨削り」という手術があります。しかし、骨が小さくなったため、顔がたるむのです。これは仕方のないことで、時間とともに改善するのが普通です。しかし、ずっとたるみがあるのは問題があります。特に年齢を重ねた方は回復が遅い傾向にあり、また個人差もあるのです。そのため、ドクターとの打ち合わせを、しっかりと行う必要があります。
病院選び
上述した様なリスクを最小限にするために、インフォームドコンセントをただく行っているクリニックで、失敗率が限りなく低い名医を選んでいただきたいと思っています。
失敗してしまう前にご相談ください。
コメントを残す