眼瞼下垂とはまぶたが黒目の位置まで開かない状態を言います。コンタクトレンズの使用人口が増えたこと、高齢化が進んだことなどが原因でその症状に悩む人が近年増加しています。それゆえ、眼瞼下垂(挙筋前転法)手術を受ける人も増加しているのです。さらには、眼瞼下垂の失敗による再手術も増えています。
美容整形での眼瞼下垂手術と言っても方法はいくつかあり、眼瞼下垂(挙筋前転法)はそのひとつで、効果のある方法です。その最たる効果は、目がはっきり開き、黒目が大きく見え、目力が強くなります。
施術の流れ
その流れは、まず瞼の切開の形を決めて、その後そのデザイン通りに切開をします。皮膚のたるみが多ければ皮膚を切除し、脂肪が多ければ脂肪を切除します。そして、挙筋や腱膜を短縮して縫い付けます。その後、目の開き具合を確認してから調整をし、余った腱膜を切除してから縫合します。こうすることによって、しっかりした二重が完成してはっきりした目元が出来上がるのです。もちろん、もう目が開きにくいという悩みはなくなります。
しかしながら、眼瞼下垂(挙筋前転法)後に、すぐに何事もなかったかのように元の生活ができるわけではなく、元に戻るまでのダウンタイムが必要になります。
1週間から10日くらいは腫れがあり、毎朝目やにが出ることもあります。また人によっては内出血が長引く場合もあります。白目に内出血が現れることもありますが、長くても2週間くらいでは消失します。
抜糸は、1週間から10日目くらいに行います。アイメイクも抜糸が済めば翌日からは可能になります。ただ、普段メイクをしっかりする方や接客業などでメイクが必須となる方は、抜糸が済むまでは仕事を休まれる場合もあります。
完全に落ち着くまでには3か月くらいはかかりますが、腫れが引き、抜糸も済めば、個人差はありますが、ほとんどの人が少しの違和感があったとしてもしばらくすると気にならなくなります。
クリニック選びは慎重に
眼瞼下垂(挙筋前転法)をすることで、顔の表情が変わるだけでなく、悩みがなくなった分、性格も明るくなったりします。
しかしながら、失敗をすると再手術は相当な技術が必要になる難しいものです。それゆえ、クリニック選びは慎重にする必要があります。需要が多いからと言って、技術や知識が未熟なまま取り入れているドクターもいるのが実情です。いくつかのクリニックでカウンセリングを受けるなどして、しっかり見極めましょう。
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