鼻を高くするためにアクアミドを注入することがあります。アクアミドは水分が96~98%も含まれたジェル状の物質で、非常に柔らかいのが特徴です。またヒアルロン酸と違って、体内に吸収されることはありません。半永久的に効果が持続することから、整形費用の節約になるという考え方もあります。安全性は高いと言われていますが、体にとっては異物なので、長年の間にはさまざまな問題が生じてきます。
アクアミドは柔らかいので、両脇に広がって鼻が太くなってしまうことがあります。再び鼻を高くするには、いったん鼻アクアミド除去を行なってから、プロテーゼ挿入などで修正するしかありません。アクアミドは注射器で注入できますが、吸い出すことは不可能です。無理に吸い出すと鼻筋が変形してしまう恐れがあります。またヒアルロン酸のように、自然に消えてしまうこともありません。そのため鼻アクアミド除去は、熟練した医師に手術を受ける必要があります。
美しい鼻筋を取り戻すには
鼻アクアミド除去は挿入した部分を切り開き、スプーンに似た道具で取り除いて修正します。一般に時間のかかる手術で、ダウンタイムも長くなります。長い間アクアミドが入っていると、周囲の組織が肉芽種を形成し、癒着している場合があります。このようなときには手術がさらに難しくなります。アクアミドを完全に取り除くことは難しく、経験不足の医師に施術を受けると、あまり効果が感じられないこともあります。
大量のアクアミドが入っている場合には、まず鼻アクアミド除去だけを行ない、鼻筋の修正は再手術になります。何度もダウンタイムがあって大変ですが、美しい鼻筋を取り戻すためには重要な過程です。また体内に残ったアクアミドとのバランスも考えて、鼻筋をデザインする必要があります。デリケートな手術になるので、セカンドオピニオンなども活用し、慎重にクリニックを選んでください。当サイトでは鼻アクアミド除去の名医についてのご相談も受け付けています。
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