鼻の下が長いと顔全体のバランスが悪くなり、間延びした表情に見えてしまいます。生まれつきの場合もありますが、年を取って皮膚がたるむことにより長くなる場合もあります。このようなイメージを修正するのが人中短縮(鼻下短縮)です。鼻の下を縮めることで口元が引き締まり、顔の印象をかなり大きく変えることができます。また上唇を厚く見せる効果もあります。
人中短縮(鼻下短縮)は鼻の下の皮膚を数ミリ程度切除し、縫い合わせて短くする手術です。同時に皮膚の下の筋肉(口輪筋)をリフトアップして固定します。鼻と唇の距離を直接縮めるため、はっきりと効果が確認できるのが特徴です。ダウンタイムは長いほうで、手術後1週間で抜糸しますが、数日間はかなり強く腫れるのが普通です。その後は完全に腫れが引くまでに1~2か月かかると言われています。また術後しばらくは口の周りが引っ張られたり、口が閉じにくくなったりする感じが残ることもあります。
難しい手術だから信頼できる先生を選ぼう
人中短縮(鼻下短縮)は顕著な効果が期待できる反面、高度な技術が要求される手術です。鼻の下は傷跡が目立ちやすい部分なので、きれいに縫合しなければなりません。また縮めすぎると逆にバランスが悪くなります。上唇が持ち上がって前歯が見えてしまったり、筋肉に引っ張られて小鼻が広がったりすることもあります。整形外科医の中でも難しい手術とされています。
人中短縮(鼻下短縮)は皮膚を切り取ってしまう手術なので、何回も修正ができるものではありません。一度施術したら、仕上がりが気に入らなくても、簡単には元に戻せません。ですから施術を受けるなら、技術と美的感覚に優れたドクターを選ぶことが大切です。鼻の下を縮めるには、人中短縮(鼻下短縮)の他にも、鼻自体の長さを伸ばしたり、上唇を分厚くしたりする方法があります。こちらでご紹介している経験豊富な名医であれば、いろいろな選択肢の中から最適な方法をアドバイスしてくれるでしょう。
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