鼻中隔延長の肋軟骨移植とは?
鼻中隔延長術(肋軟骨)は肋骨部分の軟骨を採取して鼻先に移植する手術方法です。鼻中隔延長においては、大きく前出しや角度調整をする際に肋軟骨移植が使用されています。自己組織の中で肋軟骨が用いられる理由は量、長さが多いからで、例えば耳介軟骨では量が少なく、自分で鼻をこういう長さにしたいと希望しても耳介軟骨では不足なため数ミリしか長くできない、という可能性も高くなるからです。
このページでは肋軟骨移植のデメリットについてを解説していきます。
肋軟骨移植のデメリットについて
鼻中隔延長は耳介軟骨移植や鼻尖縮小術などのその他の鼻尖形成術よりも難しい手術で、医師の技術力が必要となります。
デメリットについても分析いたしました。
傷跡
自分の胸から軟骨を採取するわけですから、取った時に胸に傷が付きます。切開するのは胸の下で最も目立たないような位置を切りますが、数センチは切開が必要です。特に女性には、胸から取る点は鼻中隔延長術(肋軟骨)を受けるデメリットとなりますので、十分考慮する必要があります。
費用が他の軟骨より高い
肋軟骨は耳からよりも採取するのが難しいですから、そうするとその分費用の方も割高になります。女性の場合は特に胸にできるだけ傷が残らないように注意深く取らなくてはなりませんが、そうするとその分費用が割高になってくるのです。一般に自己組織移植の費用は軟骨の採取の難しいものの方が、より費用がかかります。これについても事前によく考えるようにします。
鼻呼吸がしづらくなる可能性
鼻中隔延長術(肋軟骨)によってもし鼻の奥が狭くなると、圧迫されて鼻呼吸がしずらく思うこともありえます。また、鼻先を硬く感じたり、逆に柔らかすぎると思うこともありますし、そもそも、自分が予想していた鼻と形が異なると感じることも、まったくないとはいえず、それもデメリットとは言えます。
鼻が高すぎてゾウアザラシみたい
肋軟骨移植は大きな変化がある分、デザインを間違えると、ゾウアザラシの様な鼻先になってしまうデメリットがあります。耳介軟骨移植よりも大きな変化はメリットにもデメリットにもなり得ますので、カウンセリングでのシュミレーションが正しくなければなりません。
施術のメリットとデメリットについて
鼻中隔延長術(肋軟骨)は、自分の軟骨を鼻内に入れる手術としては長く多く使うことができ、その分鼻先をより長くすることが可能ですが、その分大掛かりな手術になり、例えば他の手術法よりも腫れや痛みが長く続いたりします。しかし手術当日に鎮痛剤が処方されますし、抜糸の頃にはかなり腫れもひき、回復します。
後遺症に対しての修正はできるのか?
仮にデメリットでご紹介したような後遺症やトラブルが起こってしまった場合には修正手術が必要となります。
これは軟骨をカットする程度であればすぐにできますが、デザインから根本的に変えようとする場合には、軟骨を取り除く必要があります。
その場合は、手術をした病院などで今後削ってもらったりして修正することがあります。もし手術をしたところで行なった場合、同一の症例内ということで無料となり、最初の費用内に含まれることもありますので、事前に確認しておくのがいいです。
あるいは担当医に信頼が無い方の場合は、修正手術の名医を選択して、二度と失敗をする無くしていただく医師選びが必要です。
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