小さい鼻や低い鼻は日本人顔の特徴的なものなので、鼻の整形を希望する人は多くいます。
鼻の整形には、シリコン樹脂を使う手法の他、自家組織移植の手法があります。
自家組織移植は、「人工的な素材を使わずに理想的な鼻にしたい」「より自然な仕上がりにしたい」「だんご鼻を治して鼻先を高くしたい」「レントゲンを撮った時にわからないようにしたい」というような望みを持つ人に適しています。
自家組織移植の手術では、自分の身体から採取した骨、軟骨、筋膜、真皮などを使用するため、感染症などが起こるリスクは低いと言われています。
ですが、当然ながら手術の前に、組織を採取する手術が必要になり、費用が高額になります。
また、数時間に及ぶような手術になりますので、信頼のおける医師を探すことが肝心です。
そして、自家組織移植を行うと、後から修正したり、取り除いたりということが困難になります。
そのため、リスクを回避するためにも、手術には、医師の高い技量が求められます。
失敗や感染のリスク、どうすればいい?
鼻の自家組織移植は自然な仕上がりを実現できる手術法ですが、いくつかのリスクが考えられます。
まず、多く見られるのが、鼻筋が太くなることです。
これは、使用する組織が本来の鼻筋よりも柔らかいため、年月が経つと鼻筋が太くなる場合があります。
さらに、起こることが予想されるものに、癒着があります。
この手術は、自分の組織を使用するため、癒着がしやすい傾向があります。
そのため、自家組織移植は、術後の修正や除去が困難と言われています。
そして、年数が経ち、移植した組織が吸収されると、鼻の見た目にも影響が出る可能性も考えられます。
この場合は、除去や修正の手術をしなければいけませんが、癒着をしているので医師の技量が必要になります。
また、未熟な医師が行うと、鼻が曲がってしまったり、思っていた鼻の形にならなかったりという失敗につながることもあるので、信頼のおける医師とカウンセリングを何度も重ねることが大切です。
最後に、感染症のリスクは手術には必ず伴うため、衛生管理が徹底したクリニックを選ぶこともリスク回避につながります。
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