整鼻術とは、曲がった鼻を整える美容整形手術のひとつです。鼻が曲がって見える原因として挙げられるのは、鼻骨自体が何らかの原因で曲がっている場合、鼻中隔軟骨が曲がっている場合、この2つのうちどちらか、もしくは両方の可能性が考えられます。
整鼻術によって曲がった鼻骨・鼻中隔軟骨の習性の他、鼻の上半分が大きい場合や、幅が横に大きい場合に関しても、整鼻術を施すことにより、小さく細く鼻筋を通すことができるのも特徴・メリットのひとつです。また、斜鼻変形の修正などにも適しています。
大抵の手術は、安全に気道の確保を行うためとして、全身麻酔を施した上で手術を行います。そのため、術中に意識がある手術法に比べて、術中の恐怖・ストレスを感じないというメリットもあります。手術に不安や恐怖を覚えるという方にも向いている方法と言えるでしょう。術後2〜3ヶ月後には傷もなくなり、すっきりと小さく、筋の通った美しい鼻筋を得ることができます。
具体的な施術について
次に、整鼻術の具体的な施術内容を解説します。鼻骨が曲っている場合、「鼻骨骨切り術」を施します。傾いている鼻骨を、内側もしくは外側で骨切りを行って、中央位置へくるよう、そしてまっすぐになるよう矯正します。施術は開いて行うオープンアプローチの場合と、鼻腔内側からのみアプローチする（クローズド）場合、皮膚側・内側の両方からのアプローチを合わせて行う場合の3パターンが一般的です。鼻骨の状態や、鼻の形状・皮膚の状態によってそれぞれ異なります。
そして、鼻中隔軟骨が曲っている場合、軟骨の矯正を施します。軟骨を検査し、曲っている部分を切除して、鼻中隔の外側鼻軟骨付着部をいったん外し、まっすぐになるよう再固定するのが主な施術内容となります。どちらの整鼻術後も、術後は1週間ほどギブスによって固定します。
両方の手術は、先述の通り気道確保を確実に、より安全に行うため全身麻酔で施術します。そもそも大きな痛みを伴う手術ではないため、術中の痛みがなく、術後も休憩を少しとれば帰宅できるという気軽さもメリットのひとつです。
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